「Windsurfの使い方をひととおり知りたい!」
「Cursorとの違いって結局どこなの?」
WindsurfはVS Codeをベースにしたエディタで、エージェントに丸ごと任せる使い心地が持ち味でした。
ところが2026年6月2日、名前がDevin Desktopに変わっています。
大事なのは、変わったのは名前とブランドで、エディタの中身はそのままという点です。
設定もキーバインドも拡張機能も引き継がれるので、慌てて乗り換える必要はありません。
この記事では、Windsurfの基本の使い方と、Cursorとの違いを判断できる形で並べました。
この記事でわかること
- Windsurfが何のためのエディタで、いまどうなっているのか
- インストールから最初の指示までの使い方
- Cursorとの設計思想・料金・拡張機能の違い
- どちらを選ぶかを決めるための判断軸
Windsurfとは?Devin Desktopへ改名された経緯
まずは、いまWindsurfがどういう状態にあるのかを整理しておきましょう。
検索して出てくる解説の多くは改名前に書かれたものなので、ここを押さえておくと迷いません。
Windsurfの現在地
- VS Codeをベースにしたエージェント型のAIエディタであること
- 2026年6月2日にDevin Desktopへ名前が変わったこと
- 改名で変わった部分と、そのまま残った部分
WindsurfはVS Code系のAIエディタだった
Windsurfは、もともとCodeiumという名前で知られていた会社が作ったエディタです。
VS Codeをベースにしているので、見た目も操作もほとんど同じでした。
そこにCascadeというエージェント機能が乗っているのが、いちばんの特徴です。
Cascadeは「この機能を追加して」と頼むだけで、必要なファイルを自分で探し、書き換え、テストまで走らせてくれます。
こちらがファイル名を知らなくても進むので、初めて開くリポジトリでも手が止まりませんでした。
Windsurfが評価されてきた理由
- ファイルを指定しなくてもAIが探しに行く
- VS Codeのキーバインドや拡張機能をそのまま使える
- ターミナルの操作まで自然な言葉で頼める
- コードベース全体を索引化して文脈を持つ
2024年から2025年にかけて、Cursorと並ぶ選択肢として名前が挙がるようになりました。
とくに「自分でファイルを選ぶのが面倒」という人からの評価が高かったです。
手を動かす回数が減るぶん、思考を止めずに進められる感覚がありました。
もう1つ特徴的だったのが、コードベースを索引化して文脈を持つ仕組みです。
ファイルを開いていなくても関係する処理を引っ張ってくるので、大きめのリポジトリほど恩恵が出ます。
ただし、任せる範囲が広いぶん差分も大きくなりがちでした。
レビューを前提にした運用では、承認の設定を絞っておくほうが安心して使えます。
2026年6月2日にDevin Desktopへ名前が変わった
そのWindsurfが、Cognitionという会社の製品群に統合されました。
公式ドキュメントには、「On June 2, 2026, Windsurf is becoming Devin Desktop」とはっきり書かれています。
アップデートが自動で降ってきて、開いたら名前が変わっていた、という形の移行でした。

(出典:Devin Desktop公式ドキュメント「Devin Desktop FAQ」/2026年8月11日時点)
実際、devin.aiのドメインに、windsurf.comもcodeium.comもリダイレクトされるようになりました。
製品群はDevin Cloud、Devin Desktop、Devin CLI、Devin Reviewの4つに整理されています。
このうちエディタにあたるのがDevin Desktop、つまり旧Windsurfというわけですね。
背景にあるのは、エージェントを複数動かす前提への作り替えでした。
クラウドで走らせるものと手元で走らせるものを、1つの画面から管理できるようにしたかったのだと思います。
改名で変わったことと変わらないこと
ここがいちばん気になるところだと思います。
公式FAQを読むと、プラン・料金・設定・拡張機能・キーバインドはすべてそのままと明記されていました。
使っていた作業の途中で中断されることもありません。

変わったのは、名前とブランド、そして起動時に前面に出てくる画面です。
複数のエージェントを並べて管理するAgent Command Centerが主役になりました。
とはいえ従来のエディタ画面もそのまま残っているので、慣れた使い方を続けられます。
改名で影響を受けないもの
- 契約中のプランと料金
- エディタの設定・テーマ・キーバインド
- インストール済みの拡張機能
- 作成済みのルールファイルとワークフロー
要するに、看板が変わっただけで店の中身は同じでした。
「Windsurfが終わった」という話ではないので、そこは安心してください。
ややこしいのは、これから検索する側です。
公式サイトのURLも製品名も変わったので、古い記事の手順と画面の名前が噛み合わない場面が出てきます。
すでに使っている人にとっては、ほぼ「見た目が少し変わった」程度の出来事でした。
これから触る人だけが、名前の食い違いで混乱しやすい状況になっています。
Windsurfの使い方|インストールから最初の1本まで
ここからは実際の使い方です。エディタを入れて、最初の指示を出すまでを見ていきましょう。
VS CodeやCursorを使ったことがあるなら、迷う場面はほとんどありません。
動かすまでの流れ
- インストールして、いまの設定を引き継ぐ
- エージェントに最初の指示を出す
- ルールファイルでプロジェクトの作法を教える
- モデルを選び、MCPで外部ツールにつなぐ
【ステップ1】インストールして設定を引き継ぐ
公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
Mac・Windows・Linuxのいずれにも対応していて、WindowsはWindows 10以降が必要でした。
Linuxではパッケージマネージャー経由でも入れられます。
リポジトリを登録しておけば、以降のアップデートも自動で降りてくるので管理が楽になりますよ。
sudo apt install devin-desktop
初回起動でうれしいのが、設定の引き継ぎです。
初回起動で引き継げるもの
- VS Codeの設定・テーマ・キーバインド
- Cursorの設定
- インストール済みの拡張機能(Open VSXにあるもの)
いま使っているエディタを選ぶだけで、見た目も操作も引き継がれました。
環境構築でつまずく要素がほとんどないので、試すハードルはかなり低いです。
ただし、拡張機能だけは全部そのまま入るとは限りません。
普段から使っているものが見当たらなければ、あとで紹介する回避策を試してみてください。
【ステップ2】エージェントに最初の指示を出す
起動したら、まずはプロジェクトのフォルダを開きます。
右側のパネルにエージェントの入力欄があるので、そこに日本語で頼むだけです。
ファイル名を指定しなくても、関係しそうな場所をAI側が探しに行きます。
このプロジェクトの構成を、初めて見る人向けに説明してください
ログイン画面のエラーメッセージを日本語に書き換えてください
最初の1本は、修正ではなく説明を頼むのがおすすめです。
読み込みの精度を確かめてから触らせたほうが、あとの手戻りが減ります。
最初に投げると様子がわかる指示
- プロジェクトの構成を初めて見る人向けに説明させる
- いちばん複雑な処理はどこかを理由つきで答えさせる
- 直近の変更点を目的ごとにまとめさせる
実行すると、変更しようとしている内容が差分として表示されます。
そこで承認するかどうかを選ぶ流れなので、知らないうちに書き換えられる心配はありません。
作業前にコミットしておくと、さらに気楽に試せます。
気に入らない書き換えがあってもGitで戻せるので、任せる範囲を思い切って広げられました。
エージェント型のツールに慣れていない方は、Vibe Coding入門で全体の感覚をつかんでおくと進めやすいですよ。
【ステップ3】ルールファイルで作法を教える
同じ注意を毎回書くのが面倒になったら、ルールファイルの出番です。
プロジェクトのルートに置いたファイルを、エージェントが作業前に読んでくれます。
公式ドキュメントによると、.devin/rules/ が優先され、.windsurf/rules/ は後方互換として残るという仕組みでした。
回答は必ず日本語で書いてください。
テストは npm test で実行してください。
migrations ディレクトリは編集しないでください。
ありがたいのは、他のツールの資産をそのまま使える点です。
読み込まれるルールの置き場所
.devin/rules/(優先される新しい置き場所).windsurf/rules/(後方互換として残る).windsurfrules(旧来の単一ファイル)AGENTS.md(ツール横断の共通仕様)
Cursorで書いた .cursor/rules のファイルも取り込めます。
乗り換えを試すときに、指示書を書き直さなくていいのは地味に大きい違いでした。
ルールは最初から作り込まなくて構いません。
同じ注意を2回書いたなと感じた瞬間に1行足す、という育て方がいちばん続きます。
逆に、長く書きすぎると守られにくくなります。
全体の方針はルートに、細かい規約はフォルダごとに散らすほうが、結果的にきちんと効いてくれました。
【ステップ4】モデルを選んでMCPをつなぐ
ここまで来たら、作業に合わせて中身を調整していきましょう。
使うモデルはエージェントの画面から切り替えられます。
自社製のSWE系のモデルに加えて、ClaudeやGPTといった外部のモデルも選べる構成でした。
モデルを選ぶときの目安
- 調査・整形などの軽い作業 → 軽量なモデル
- 設計・難しいバグ調査 → 推論の強いモデル
- 迷ったら自動で振り分ける機能に任せる
軽い作業に重いモデルを使うと、クレジットの消費だけが増えます。
作業の重さでモデルを持ち替える習慣をつけると、同じ料金でこなせる量が変わりました。
外部ツールとつなぐMCPにも対応しています。
GitHubやデータベースへの接続を設定しておけば、エディタから離れずに調べものまで完結できるんですね。
まずは1つだけつないでみて、動きを確かめてから増やすのが安全です。
MCPの考え方そのものを整理したい方は、AIエージェントのMCP連携方法を先に読んでおくと設定が早く進みます。
WindsurfとCursorの違いをエディタの設計思想で比べる
ここからが本題です。どちらもVS Code系ですが、思想がはっきり分かれています。
機能の数ではなく、設計の考え方で比べると自分に合うほうが見えてきますよ。
比べるべき3つの軸
- エージェントにどこまで任せるかの設計
- 使える拡張機能とエディタの範囲
- 補完やインライン編集の体験
エージェントの自律性の違い
いちばん大きな差が、ここに出ます。
Windsurfは「意図を伝えれば、あとは探して直す」という設計でした。
どのファイルを触るかまでAI側が判断するので、こちらが構造を把握していなくても進みます。

一方のCursorは、手綱を人間側に残す設計です。
対象のファイルを渡したり、差分を1つずつ確認したりする手順が多めになります。
この違いは優劣ではなく、好みと状況の問題でした。
初めて触るコードベースならWindsurfのほうが速く進みます。
逆に、影響範囲を自分で握っておきたい本番環境ではCursorのほうが落ち着いて作業できました。
自律性が高いほど気をつけたいこと
- 1回の指示で触るファイル数が増えやすい
- 差分が大きいとレビューの負荷が上がる
- 作業前のコミットを習慣にしておく
どちらを選んでも、承認の設定でふるまいは寄せられます。
「勝手に進めてほしい範囲」と「必ず確認してほしい範囲」を最初に決めておくと、道具の差より運用の差のほうが大きくなりました。
実際に使い比べてみると、差が出るのは指示が曖昧なときでした。
方針まで固まっている作業なら、どちらに投げてもほとんど同じ結果が返ってきます。
裏を返せば、自分の指示があいまいなほどWindsurf側の設計が効いてくるということですね。
要件を詰める前の探索フェーズこそ、任せる価値がいちばん大きい場面でした。
対応するエディタと拡張機能の違い
拡張機能の入手先は、実はどちらも同じです。
CursorもDevin Desktopも、サードパーティ拡張にはOpen VSXというレジストリを使っています。
そのためMicrosoft Marketplace限定の拡張は、どちらでも入らないことがある点は共通でした。
違いが出るのは、エディタそのものの選択肢です。
拡張機能まわりで気をつけること
- Marketplace限定の拡張は代替を探す必要がある
- 同じ名前でも公開元が違う場合がある
- VSIXファイルからの手動インストールで回避できることが多い
| 項目 | Windsurf(Devin Desktop) | Cursor |
|---|---|---|
| 土台 | VS Codeベース | VS Codeベース |
| 拡張機能の入手先 | Open VSX | Open VSX |
| 設定の引き継ぎ | VS Code・Cursorから取り込み可 | VS Codeから取り込み可 |
| ターミナル版 | Devin CLIがある | エディタ中心 |
Cursorは基本的に自前のエディタを使う前提です。
Devin側はコマンドラインのDevin CLIも用意されているので、ターミナル中心の人にも選択肢があります。
エディタとターミナルを行き来する働き方をしているなら、この差は効いてきました。
同じルールファイルを両方から読ませられるので、道具が増えても指示の書き方は1つで済みます。
逆にエディタ1つで完結しているなら、この違いはほとんど気になりません。
補完とインライン編集の違い
日々の書き心地に効いてくるのが、この部分です。
どちらもタブキーによる補完と、選択範囲を自然言語で書き換える機能を持っています。
Devin Desktop側はインライン編集にプレミアムのクレジットを消費しない設計になっていました。
細かい修正を何度も回すスタイルなら、この差は効いてきます。
1日に何十回も使う機能なので、クレジットを気にせず叩けるかどうかは体感を大きく左右しました。
いっぽうCursorは、補完の先読みが賢いという評価をよく聞きます。
次に書きたい行を当ててくる感覚が好きで選んでいる人も多いですね。
日々の書き心地に効く機能
- タブキーによるコード補完
- 選択範囲を自然言語で書き換えるインライン編集
- 関数単位の説明・リファクタリングの呼び出し
正直なところ、ここは体感の差が大きい領域です。
どちらも無料で試せるので、1週間ずつ使ってみるのがいちばん早い判断方法でした。
比べるときは、補完を切った状態も一度試してみてください。
提案が多すぎて思考が邪魔されると感じるなら、そもそも補完の強さは選定の軸になりません。
自分がどこで手を止めているのかがわかると、選ぶ基準も自然に決まってきます。
速い遅いより、自分のリズムを崩さないほうを選ぶのが長続きするコツでした。
WindsurfとCursorの料金プランの違い
費用の考え方も、選ぶうえで外せない要素です。
ここでは、無料で試せる範囲から有料プランまでを並べておきます。
料金で見るポイント
- 無料のまま何ができるか
- 個人の有料プランで何が変わるか
- チームで使うときの単価
無料で試せる範囲の違い
どちらにも無料プランがあります。
Cursorの無料プランはHobbyという名前で、クレジットカードの登録なしで始められます。
エージェントの利用回数には上限がありますが、使い心地を確かめるには十分でした。
Devin側も個人向けに無料プランが用意されています。
どちらも上限に当たると止まるだけなので、気づかないうちに課金が走る心配はありません。
無料プランで確かめておきたいこと
- 手元のプロジェクトを正しく読み込めるか
- 補完の当たり具合が自分の書き方に合うか
- 普段使っている拡張機能が入るか
無料枠は上限に当たると止まるだけなので、費用が膨らむ心配はありません。
まずは両方入れて、同じ作業を頼んでみるのが確実な比べ方です。
比べるときは、必ず同じリポジトリで試してください。
プロジェクトの規模やコードの書き方で得意不得意が出るので、別々の題材だと判断がぶれます。
無料枠を使い切ってしまっても、翌日には戻ります。
焦って有料プランへ上げる前に、まず1日の作業量と枠の減り方を見ておくと判断しやすくなりますよ。
個人の有料プランの違い
個人向けの入口は、どちらも月20ドルでそろっています。
Cursorは月20ドルのProから始まり、上位にPro+とUltraが並びます。
Pro+はProの3倍、UltraはProの20倍という枠の増え方でした。
| プラン | Cursor | Devin(旧Windsurf) |
|---|---|---|
| 無料 | Hobby(0ドル) | Free(0ドル) |
| 個人・標準 | Pro(月20ドル) | Pro(月20ドル) |
| 個人・上位 | Pro+/Ultra | Max(月200ドル) |
| チーム | 1人あたり月40ドル | 月80ドル+1人あたり40ドル |
入口の金額が同じなので、価格で選ぶ理由はほとんどありません。
使い方が重くなってきたときに、どちらの上位プランが自分の使い方に合うかで判断してください。
上位プランの刻み方には違いがあります。
Cursorは3倍・20倍と段階を用意していて、Devin側は一気に月200ドルのMaxへ上がる形でした。
途中の段階が欲しい人にはCursor、思い切り使う人にはDevin側が合いそうです。
毎日エージェントを回すようになると、月20ドルでは足りなくなる日が来ます。
そのときどれくらいの刻みで増やせるかは、思ったより効いてくる差でした。
チームで使うときの違い
人数が増えると、見るべき点が変わってきます。
Cursorのチームプランは1人あたり月40ドルで、請求の一元化や利用状況の分析が付いてきます。
Devin側は月80ドルに加えて1席あたり40ドルという形で、クラウド側のエージェントと枠を共有できました。
この「枠を共有できる」という部分が、地味に効いてきます。
エディタ・CLI・クラウドのどれで使っても同じ財布から引かれるので、人によって使う道具が違うチームでも管理しやすいです。
逆に、全員が同じエディタで統一されているなら、シンプルな1人あたり課金のほうが読みやすいでしょう。
チームの実態に合わせて選ぶのが結局いちばん安く済みました。
チームで比べるときの見どころ
- 1席あたりの単価と最低利用人数
- 利用状況を管理者が把握できるか
- エディタ以外の製品と枠を共有できるか
導入前に確認しておきたいのが、席の割り当て方です。
使う人と使わない人が混ざっているチームでは、全員分を契約すると無駄が出ます。
まずは数名で試して、効果が見えてから広げる。この順番なら失敗しても傷が浅く済みますよ。
試す人には、同じ課題を1週間だけ任せてもらうと比較材料がそろいます。
費用感を他のツールと並べて考えたい方は、AIコーディングの費用相場もあわせてどうぞ。
WindsurfとCursorのどちらを選ぶかの判断軸
ここまでの違いを、選ぶための基準に落としておきましょう。
迷ったときは、自分がどちらのストレスを避けたいかで決めるのが早いです。
選び方の整理
- Windsurf(Devin Desktop)が向いている人
- Cursorが向いている人
- 両方を使い分けるという選び方
Windsurfが向いている人
任せる範囲を広く取りたい人に向いています。
「どのファイルを直せばいいのか自分でもわからない」という場面が多いなら、探索まで任せられる設計が効きます。
初めて触るコードベースや、引き継いだ古いプロジェクトとの相性がとくによかったです。
ターミナル側のDevin CLIやクラウド側と枠を共有できるのも、使い込むほど効いてきます。
こんな人に合う
- ファイル指定なしでまず動かしたい
- 複数のエージェントを並べて回したい
- エディタとターミナルの両方でAIを使う
逆に、AIが勝手に広い範囲を触ることに抵抗があるなら、少し落ち着かないかもしれません。
そのあたりは承認の設定で調整できるので、最初は狭めから始めるのがおすすめです。
もう1つ効いてくるのが、設定を引き継げる手軽さでした。
VS CodeやCursorから移す作業がほぼゼロなので、合わなければ戻ればいいと思って試せます。
ツールが激しく入れ替わるいまの状況では、この身軽さがそのまま強みになりました。
チームで複数のエージェントを回している場合も、こちらが扱いやすいです。
作業を並べて管理する画面が最初から用意されているので、誰が何を走らせているのかを見失いません。
Cursorが向いている人
手綱を自分で握っていたい人に向いています。
変更する範囲を自分で決めて、差分を1つずつ確認しながら進めたい。そういう作業とは相性がいいです。
とくに本番運用しているコードや、レビューが厳しいチームでは、この慎重さが安心につながりました。
こんな人に合う
- 変更範囲を自分でコントロールしたい
- 補完の先読みの精度を重視する
- すでにCursorのルールや設定を作り込んでいる
もう1つ見逃せないのが、情報量の差です。
Cursorは日本語の解説記事が圧倒的に多く、詰まったときに答えへたどりつきやすいという実利があります。
学習を始めたばかりで環境構築に時間を使いたくないなら、この差はかなり大きいでしょう。
ツールの性能そのものより、詰まったときに助けが見つかるかどうかのほうが学習速度を左右しました。
日本語まわりの設定でつまずいたときは、CursorでPythonを学ぶ方法のほうも参考になりますよ。
両方使うという選び方
意外と現実的なのが、両方入れて使い分ける選択です。
どちらも無料プランがあるので、入れておくだけならお金がかかりません。
作業の性質で持ち替えるだけでも、体感の効率はけっこう変わりました。
私の場合は、調査や大きめの実装を任せるときと、細かく直したいときで分けています。
同じ課題を両方に投げてみると、得意分野の差がはっきり見えました。
ルールファイルの資産が共有できるのも、この使い分けを支えてくれます。AGENTS.md に書いておけば、どちらのツールからも同じ作法を読ませられるんですね。
使い分けの一例
- 調査・大きめの実装 → 探索まで任せられるほう
- 細かい修正・レビュー前の仕上げ → 範囲を握れるほう
- 共通のルールは
AGENTS.mdに置く
ツールを1つに絞らなければならない理由は、実はあまりありません。
合わなかったほうを消せばいいだけなので、気軽に試してみてください。
ただし、最初の1か月は片方に絞ったほうが上達は速いです。
操作を覚えきる前に行き来すると、どちらの癖もつかめないまま終わってしまいます。
1つの道具で「ここは苦手だな」と感じるところが出てきたら、そこが2つ目を入れる合図でした。
不満が言語化できていれば、比べるときの軸も自然と決まります。
Windsurfを使うときに知っておきたい注意点
最後に、いま始める人がつまずきやすい点をまとめておきます。
どれも知っていれば数分で回避できるものばかりです。
先に知っておきたいこと
- CascadeがDevin Localへ置き換わること
- 拡張機能の入手先が限られること
- ネット上の解説の鮮度に注意が必要なこと
CascadeはDevin Localに置き換わる
長く使われてきたCascadeという名前も、整理の対象になりました。
公式FAQによると、ローカルのエージェントはDevin Localという名前に変わります。
単なる改名ではなく、トークン効率が最大30%改善され、サブエージェントとサンドボックスにも対応したと書かれていました。
Cascade自体は7月まで併存する、という案内も出ています。
移行の猶予が用意されているので、慌てて切り替える必要はありませんでした。
名前が変わったもの
- Windsurf → Devin Desktop(エディタ本体)
- Cascade → Devin Local(ローカルのエージェント)
- windsurf.com → devin.ai(公式サイト)
料金の考え方は変わらないとも明記されています。
クレジットの消費の仕方も同じなので、乗り換えで請求が跳ねる心配はありませんでした。
実務で影響が出るとしたら、社内の手順書やチームの共通用語のほうでしょう。
「Cascadeに投げて」と書かれたドキュメントが残っていると、新しく入った人が画面上で見つけられません。
名前が変わったタイミングで、手順書の用語もそろえておくのがおすすめです。
作業自体は置換で終わるので、覚えているうちに済ませてしまうのが結局いちばん早いです。
拡張機能はOpen VSXから入る
ここはCursorと共通の注意点です。
VS Codeで使っていた拡張が、そのまま全部入るとは限りません。
Microsoft Marketplace限定で公開されているものは、検索しても出てこない場合があります。
乗り換え前に確かめる拡張機能
- 言語サーバー(Python・Java・C#など)
- フォーマッターとリンター
- Git関連の補助ツール
よく使う拡張がないと不便なので、乗り換え前に確認しておくのが安全です。
とくに言語サーバーが入らないと、補完もエラー表示も効かなくなってしまいます。
どうしても必要なら、VSIXファイルを手に入れて手動でインストールする道があります。
拡張機能のパネルにドラッグ&ドロップするだけなので、作業自体は1分で終わりました。
GitHub Copilotとの併用を考えている方は、GitHub Copilot入門も見ておくと構成を決めやすいですよ。
情報の鮮度に注意する
いま「Windsurf 使い方」で検索すると、改名前の記事がたくさん出てきます。
手順の大枠は変わっていないので、そのまま読んでも困ることは少ないです。
ただし製品名・エージェント名・公式サイトのURLは食い違います。
とくにCascade前提で書かれた手順は、画面の名前が合わなくなってきました。
読むときに読み替える言葉
- 「Windsurf」→ Devin Desktop
- 「Cascade」→ Devin Local
- 「windsurf.com」→ devin.ai
この3つを頭に入れておけば、古い記事でも十分に使えます。
手順の考え方そのものは変わっていないので、名前だけ置き換えて読めば実害はほとんどありません。
迷ったときは公式ドキュメントに戻るのが、結局いちばん速い解決でした。
料金やモデルの一覧も、記事より公式ページのほうが確実です。
このあたりは半年で入れ替わる領域なので、金額を判断材料にするなら必ず一次情報を見てください。
この記事も同じで、いま書いている内容がずっと正しいとは限りません。
名前や画面が変わったと感じたら、まず公式のFAQを開く。この癖をつけておくと、変化の速い分野でも迷子になりにくいです。
Windsurfの使い方とCursorの違いに関するよくある質問
Q:Windsurfはもう使えなくなったのですか?
A:使えます。2026年6月2日にDevin Desktopへ名前が変わっただけで、エディタとしては同じものです。プラン・料金・設定・拡張機能・キーバインドはすべて引き継がれるので、作業が中断されることもありません。
Q:CursorからWindsurfへ乗り換えると設定は作り直しですか?
A:初回起動時にCursorの設定を取り込めます。ルールファイルについても、.cursor/rules の内容をインポートできる仕組みが用意されています。テーマやキーバインドも引き継がれるので、体感としては同じエディタを使い続ける感覚に近いです。
Q:初心者はどちらから始めるのがいいですか?
A:ファイル構成をまだ把握しきれていない段階なら、探索まで任せられるWindsurf側が進みやすいです。逆に、書いたコードを1行ずつ理解しながら進めたいならCursorが向いています。どちらも無料で試せるので、同じ課題を両方に投げて比べるのが確実でした。
Q:WindsurfとCursorを同時に入れても問題ありませんか?
A:問題ありません。どちらもVS Code系ですが別のアプリとして動くので、共存できます。設定ファイルも別々に管理されるため、片方の変更がもう片方に影響することもありませんでした。
まとめ
Windsurfの使い方そのものは、改名の前後で変わっていません。
インストールして設定を引き継ぎ、日本語で頼む。この流れだけで動き始めます。
Cursorとの違いは、どこまでAIに任せるかという設計思想に集約されました。
探索まで任せたいならWindsurf、範囲を自分で握りたいならCursorという分かれ方です。
迷ったときの決め方
- 初めて触るコードベースが多い → Windsurf(Devin Desktop)
- 変更範囲を自分で決めたい → Cursor
- 決めきれない → 両方入れて同じ課題を投げる
ツールの名前は、これからも変わっていくと思います。
だからこそ、名前ではなく「何をどこまで任せる設計なのか」で選ぶ癖をつけておくと、次の乗り換えも楽になりますよ。
他のエディタとの比較はClaude CodeとCursorの違い比較にまとめました。
いま手元のプロジェクトで、最初にどちらへ何を頼んでみたいでしょうか。
独学で進めてみて、教わったほうが早いと感じたときのために、選択肢だけ知っておくと迷いが減ります。AIが学べるプログラミングスクール比較11選|目的別の選び方を参考にしてみてください。

