「ササエルで学べば案件獲得できるの?」
「フリーランスのインフラエンジニアとして案件を取りたい!」
ササエルでインフラの基礎を学びながら、いずれはフリーランスとして案件を獲得したいと考えている方も多いはずです。
ただ、「学べばすぐに案件が取れる」というイメージを持ったままだと、現実とのギャップに戸惑うことになります。
この記事では、ササエルでの学習を出発点に、実際に案件を獲得するまでの現実的なロードマップを解説します。
結論からお伝えすると、ササエル自体に案件紹介機能はなく、実務経験を挟んだうえでエージェントを活用するのが最も現実的な道筋です。
生成AIの業務活用を専門にする立場から見ても、「学習と実務のギャップを正しく認識できているか」が、その後のキャリア形成の速さを左右すると感じています。
この記事の結論
- ササエルに案件紹介機能はなく、学習と案件獲得は別フェーズで考える必要がある
- 正社員・派遣で実務経験を積んでからフリーランス化するのが現実的な道筋
- VPSでの実践経験はポートフォリオ・面談時のアピール材料として活用できる
ササエルで案件獲得はできる?まず知っておきたい前提
(出典:ササエル)
ここでは、ササエルで案件獲得を目指すうえで、まず知っておきたい前提を整理します。
案件獲得を目指す前に知っておきたい前提
- ササエルに求人紹介・案件紹介の機能はない
- 案件獲得は「学習後」ではなく「実務経験後」に近づく
ササエルに求人紹介・案件紹介の機能はない
まず前提として、ササエルには直接的な求人紹介や案件紹介の機能がありません。
あくまで学習コンテンツとメンター制度を提供するスクールであり、修了後の案件探しは自分自身で進めることになります。
これは決して珍しいことではなく、多くの低価格帯スクールに共通する仕組みです。
修了証を「学んだことの証明」として活用し、案件探しは別の手段と組み合わせるという前提を最初に持っておくことが大切です。
この前提を知らずに申し込むと、「学べば案件が向こうからやってくる」という期待とのギャップに戸惑うことになります。
学習フェーズと案件獲得フェーズは別物だと最初に切り分けておくことが、この記事全体を通じての土台になります。
案件獲得は「学習後」ではなく「実務経験後」に近づく
フリーランスエージェント各社の情報を確認すると、未経験可の案件はごくわずかで、多くが実務経験○年以上を条件にしています。
スクールで基礎を学んだだけの段階では、いきなり高単価の案件を獲得するのは現実的ではありません。
これはササエルに限った話ではなく、どのスクール・独学であっても未経験からいきなりフリーランス案件を獲得するのは難しいという、フリーランス市場全体の構造によるものです。
案件を発注する企業側の立場で考えると、実務経験のない人材に業務委託するリスクは、できるだけ避けたいはずです。
この記事で扱う「案件獲得」は、ササエルで学んだ直後に案件が取れるという意味ではなく、実務経験を挟んだ先にどう近づくかという現実的な道筋です。
この前提を踏まえたうえで、具体的なロードマップを見ていきましょう。
ササエルで学んだ後に案件を獲得するまでの現実的なロードマップ
ここでは、ササエルで学んだあと、案件獲得までにたどる現実的な3つのステップを解説します。
案件獲得までの3つのステップ
- 【ステップ1】正社員・派遣でインフラの実務経験を積む
- 【ステップ2】資格取得でスキルを客観的に証明する
- 【ステップ3】フリーランスエージェントに登録して案件を探す
【ステップ1】正社員・派遣でインフラの実務経験を積む
ササエルで基礎を身につけたら、まずは正社員や派遣でインフラエンジニアとしての実務経験を積むのが最短ルートです。
未経験者を採用しているインフラ系企業は一定数あり、監視・運用業務からキャリアをスタートするケースが多く見られます。
この段階で「設計・構築フェーズに関わりたい」という希望を伝えておくと、将来フリーランス化した際の単価に直結する経験を積みやすくなります。
最低でも2〜3年程度の実務経験があると、フリーランスエージェントへの登録時に案件を紹介してもらいやすくなるはずです。
「まず正社員」と聞くと遠回りに感じるかもしれませんが、この期間はフリーランスになったあとの単価を左右する投資期間だと捉えるとよいでしょう。
ササエルで学んだ基礎を土台に、実務でしか身につかない判断力や現場感覚を積み重ねていく段階です。
【ステップ2】資格取得でスキルを客観的に証明する
実務経験と並行して、CCNAやAWS認定資格などを取得しておくと、スキルを客観的に証明する材料になります。
フリーランスの案件は書類・面談で実力を判断されるため、資格は初対面の相手に実力を伝える近道です。
ササエルの学習内容は、これらの資格の土台となる基礎知識と重なる部分が多くあります。
学習の延長線上に資格取得を位置づけることで、スクールでの学びを無駄にせず次のステップにつなげられます。
資格の勉強は、実務で忙しくなってからだと後回しになりがちです。
ササエルで学んだ直後の記憶が新しいタイミングで並行して手をつけておくと、学習効率の面でも無理なく進められます。
【ステップ3】フリーランスエージェントに登録して案件を探す
実務経験と資格が揃ったら、フリーランスエージェントに登録して案件を探す段階に進みます。
インフラエンジニア向けの案件を豊富に扱うエージェントは複数あり、経験・スキルに応じた案件を紹介してもらえます。
エージェント経由の案件は、稼働日数や単価があらかじめ明示されていることが多く、個人で直接契約先を探すよりも案件を見つけやすいのが特徴です。
複数のエージェントに登録し、条件を比較しながら進めるのが効率的です。
この3ステップは、それぞれ数ヶ月〜数年単位の時間がかかります。
短期間で結果を出そうと焦らず、段階を踏んで積み上げるという前提を持っておくことが、途中で挫折しないコツです。
3ステップを進めるうえでの心構え
- 短期間で結果を出そうとせず、数年単位で計画する
- 実務での成長実感を、進み方の目安にする
目安として、実務経験2〜3年を積んでからエージェントに登録し、案件をこなしながら実績を積み上げていくイメージを持っておくとよいでしょう。
個人差は大きいものの、「数年単位で見れば十分に現実的なキャリアパス」だとイメージしておくと、焦らずに取り組みやすくなるはずです。
途中で「本当にこのペースで進んでいいのか」と不安になったときは、実務での成長実感や、上司・先輩からのフィードバックを一つの目安にするとよいでしょう。
数字だけでなく、自分の手応えも判断材料に加えることで、無理のないペース配分ができます。
ササエルの学習内容を案件獲得のアピール材料にする方法
ここでは、ササエルでの学習内容を、案件獲得の場でどうアピールするかを解説します。
学習内容をアピール材料にする2つの方法
- VPS実践経験をポートフォリオ化する
- 修了証を実務経験の補完材料として使う
VPS実践経験をポートフォリオ化する
中級コースで提供されるVPS(仮想専用サーバー)を使った構築経験は、そのままポートフォリオの題材になります。
「何を、どう構築し、どんな課題にぶつかったか」を記録しておくと、面談で具体的に説明できる材料になります。
単に「学びました」と伝えるより、実際の構築手順や工夫した点を示すほうが具体的で伝わりやすいでしょう。
学習中からブログやドキュメントに記録を残しておく習慣をつけておくとよいでしょう。
記録しておきたいポイント
- 何を、どう構築したか
- つまずいた箇所と、調べて解決した方法
記録する内容は難しく考える必要はありません。
「つまずいた箇所」「調べて解決した方法」を残すだけでも、実務でのトラブルシューティング能力を示す材料になります。
ブログやNotionなど、形式は何でも構いません。
大切なのは、案件獲得の段階になって振り返れる記録が残っていることです。学習中は面倒に感じても、後から見返したときの価値は大きいはずです。
修了証を実務経験の補完材料として使う
ササエルの修了証は、それ単体で案件が取れるものではありませんが、「基礎知識を体系的に学んだ証明」として実務経験を補完する材料になります。
特に実務経験がまだ浅い段階では、学習の裏付けとして提示する価値があります。
面談では、修了証よりも「学んだ内容をどう実務に活かせるか」を自分の言葉で説明できるかのほうが重視されるはずです。
修了証はあくまで補助的な材料と捉え、説明力を磨くことに時間を使うのがおすすめです。
修了証を活かすためのポイント
- 修了証は補助材料、説明力を磨くことを優先する
- コース名と実際にやったことをセットで語れるようにする
修了証だけを提示して終わりにするのではなく、ササエルで学んだ具体的な内容とセットで語れるようにしておくと、面談での説得力が大きく変わります。
例えば「初級コースでクラウド・ネットワークの基礎を学び、中級コースのVPS環境でWebサーバーの構築を経験した」というように、コース名と実際にやったことをセットで説明できると、単なる肩書きの提示以上の説得力が生まれます。
この準備は面談の直前に慌てて行うのではなく、学習を進めながら少しずつ言語化しておくのがおすすめです。
ササエルの学習と組み合わせたい案件獲得エージェント
ここでは、ササエルでの学習と組み合わせて活用したい、案件獲得エージェントの選び方を解説します。
案件獲得エージェントの選び方
- インフラ案件を豊富に扱うエージェントの活用
- 案件応募時に伝えるべきアピールポイント
インフラ案件を豊富に扱うエージェントの活用
フリーランスのインフラエンジニア向け案件を扱うエージェントには、レバテックフリーランスのように案件数が豊富な大手から、Midworksのように保証制度が手厚いエージェントまで複数の選択肢があります。
複数のエージェントに登録し、紹介される案件を比較するのが効率的な進め方です。
登録時には、実務経験の内容・保有資格・希望する働き方(稼働日数や単価の希望)を伝えることになります。
ササエルで学んだVPS構築経験も、この段階で伝えておく価値のある情報です。
エージェントによって得意分野・案件の傾向は異なります。
1社だけに絞らず、2〜3社に登録して紹介内容を比較することで、自分の経験・希望に合った案件に出会える確率が上がるはずです。焦らず比較検討する姿勢が大切です。
| フェーズ | 役割 |
|---|---|
| 学習フェーズ | ササエルで基礎とVPS実践経験を積む |
| 実務経験フェーズ | 正社員・派遣でインフラの実務経験を積む |
| 案件獲得フェーズ | レバテックフリーランス等のエージェントに登録する |
案件応募時に伝えるべきアピールポイント
エージェントとの面談では、実務経験の内容に加えて、ササエルで学んだVPS構築経験を具体的に伝えることが差別化につながります。
「基礎を体系的に学んでいる」という説明は、独学だけでキャリアを積んできた人との違いを示す材料になるでしょう。
また、監視・運用中心の実務経験しかない場合でも、「設計・構築の学習経験がある」と伝えることで担当領域を広げられる可能性があります。
エージェントの担当者に、自分が対応できる範囲を正直に伝えることが、ミスマッチのない案件紹介につながる近道です。
案件応募で気をつけたいこと
- 対応できる範囲を正直に伝える
- 背伸びして対応できない案件を引き受けない
背伸びして対応できない案件を引き受けてしまうと、現場で信頼を落とし次の案件につながりにくくなります。
正直に伝えたうえで、自分のレベルに合った案件から実績を積み上げていく方が、長期的には案件単価の向上につながりやすいはずです。
最初の案件は、単価よりも「経験を積める内容かどうか」を優先して選ぶのも一つの考え方です。
低めの単価からスタートしても、実績と信頼を積み重ねていけば、次の案件では単価交渉の材料が増えていきます。
ササエルで案件獲得しやすい人・しにくい人の特徴
ここまでの内容を踏まえて、ササエルでの学習を経て案件獲得しやすい人・しにくい人をあえて言い切ります。
案件獲得のしやすさを分ける2つの軸
- 実務経験を積む中間ステップを受け入れられるかどうか
- 学んだ内容を自分の言葉で説明できるかどうか
向いていない人の特徴
向いていない人の特徴
- 学習後すぐにフリーランスとして案件を取りたい人
- 実務経験を積む段階を省略したい人
- 学んだ内容を自分の言葉で説明するのが苦手な人
これらに当てはまる人は、案件獲得までの距離を見誤って挫折しやすくなります。
特に「実務経験なしでいきなり高単価案件を狙う」という考え方は、エージェント各社の情報を見る限り現実的ではありません。
ただし、これは焦らず段階を踏めば防げるギャップです。
実務経験を積む期間を「回り道」ではなく「案件単価を上げるための投資期間」と捉え直すことで、無理のない計画が立てられます。
また、学んだ内容を言語化するのが苦手な人も、最初から完璧を目指す必要はありません。
面談の場数を踏むうちに、「何をどう伝えれば相手に伝わるか」の感覚はつかめてきます。最初の1〜2回でうまく話せなくても、それだけで諦めることはありません。
向いている人の特徴
向いている人の特徴
- 実務経験を積む中間ステップを受け入れられる人
- 学習内容を記録し、言語化する習慣がある人
- 資格取得など客観的な証明を積み重ねられる人
数年単位のキャリア計画を立てられる人にとって、ササエルは実務経験に向かうための土台として十分に機能します。
19,800円という低コストで基礎を試せる点も、キャリアの初期投資としてリスクが小さい理由の一つです。
幅広いスクールと比較したい場合は、キカガクの評判は?口コミ・料金・給付金・デメリットを解説もあわせて参考にしてみてください。
フリーランスエンジニア全般のキャリアの始め方は、未経験からフリーランスエンジニアになれる?7ステップで解説で詳しく解説しています。
実際に案件を探す段階になったら、フリーランスエンジニアの案件の探し方|サービス比較と選び方も参考に、複数のサービスを比較しながら進めるとよいでしょう。
ササエルの案件獲得に関する質問
Q:ササエルは案件を紹介してくれますか?
A:直接的な求人紹介・案件紹介の機能はありません。学習コンテンツとメンター制度を提供するスクールのため、案件探しはフリーランスエージェント等を別途活用することになります。
この前提を理解したうえで申し込めば、期待とのギャップは生まれにくくなるはずです。案件探しは自分自身の行動力にかかっています。
Q:ササエルで学べばすぐにフリーランスになれますか?
A:いきなりフリーランスとして案件を獲得するのは現実的ではありません。まず正社員・派遣で実務経験を積んでから、エージェントを活用して案件を探すのが現実的な道筋です。この順序を飛ばそうとすると、案件獲得の難易度が大きく上がってしまいます。
Q:VPSでの学習経験はどう役立ちますか?
A:構築した内容や工夫した点を記録しておけば、ポートフォリオとして面談時のアピール材料になります。実務経験と組み合わせることで、説得力のある説明ができるでしょう。学習中から記録を残しておく習慣が、後々の大きな差になるはずです。
Q:どんな資格を取得しておくとよいですか?
A:CCNAやAWS認定資格などが挙げられます。ササエルで学んだ基礎知識と重なる部分が多く、実務経験と並行して取得することでスキルを客観的に証明できます。
資格の取得時期に決まりはないため、無理のないペースで進めて構いません。焦って複数を並行するより、一つずつ着実に取得していく方が結果的に定着しやすいはずです。
まとめ
ササエル自体に案件紹介機能はなく、実務経験を積んだうえでエージェントを活用するのが案件獲得への現実的な道筋です。VPS実践経験や修了証は、実務経験を補完するアピール材料として活用できます。
焦らず段階を踏むことが、結果的に案件獲得への一番の近道になります。学習・実務経験・エージェント活用という3つのフェーズを意識して、着実に進めていきましょう。
この記事の要点
- ササエルに案件紹介機能はなく、学習と案件獲得は別フェーズ
- 正社員・派遣で実務経験を積むのが現実的な最初のステップ
- CCNA・AWS等の資格取得でスキルを客観的に証明する
- VPS実践経験はポートフォリオ・面談時のアピール材料になる
- 実務経験を積む段階を受け入れられる人に向いている
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