「リスキリング給付金でプログラミングスクールに通えるの?」
「リスキリング給付金の対象スクールを知りたい!」
リスキリング給付金を使うと、44万円のコースが実質13万円台まで下がります。
ただしこの制度は、教育訓練給付金とは別物で、条件もまるで違いました。
いちばんの違いは「在職中であること」と「転職を目指すこと」が条件に入る点です。
離職してから使おうとすると、そもそも対象になりません。
この記事の結論
リスキリング給付金でプログラミングスクールに通える仕組み
まず制度の正体を押さえます。
「リスキリング給付金」という名前の制度は、正式には存在しませんでした。
制度の仕組みで押さえること
- リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは何か
- 最大70%・上限56万円が2段階で戻る仕組み
- 教育訓練給付金との違い
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業とは何か
世間で「リスキリング給付金」「リスキリング補助金」と呼ばれているのは、経済産業省の事業です。
正式名称は「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」といいます。
厚生労働省の教育訓練給付金とは所管も財源も別で、条件もまったく違いました。
キャリア相談・講座受講・転職支援の3つを一体で提供する事業者が国に採択され、その事業者を通じて受講した人が補助を受けられるという設計です。
この事業の3つの柱
- キャリア相談:受講前に専門家と目標を整理する
- リスキリング講座:ITスキルなどを学ぶ
- 転職支援:学んだスキルを活かせる企業への転職まで伴走する
この3点セットが揃っていることが採択の条件になっています。
だから「学ぶだけ」「資格を取るだけ」で使える制度ではありませんでした。
ここを取り違えると、申し込んでから条件が合わないと気づきます。
転職する意思があるかどうかが、最初の関門です。
最大70%・上限56万円が2段階で戻る仕組み
補助率は受講料の最大70%で、上限は56万円になります。
ただし一度にまとめて戻るわけではありません。
受講修了時に50%、転職して一定期間働き続けたあとに残り20%という2段階です。
44万円のコースなら、修了時に22万円、転職後に約8.8万円という配分になります。
合計で30.8万円が戻り、自己負担は13万円台に収まりました。
転職まで到達しないと、50%で止まる点だけは覚えておいてください。
それでも半額は戻るので、教育訓練給付金の基本ラインとほぼ同じ水準です。
受講料の帯ごとに戻る額の目安
- 13万円台のコース:修了時に約6.6万円、転職後に約2.6万円
- 26万円台のコース:修了時に約13.2万円、転職後に約5.3万円
- 44万円のコース:修了時に22万円、転職後に約8.8万円
上限が56万円なので、受講料が80万円を超えると補助率は実質的に下がります。
リスキリング事業を使うなら、受講料40万〜50万円台のコースがいちばん効率よく効きました。
逆に10万円台のコースだと、戻る額そのものが小さくなります。
制度の恩恵をいちばん受けられるのは、中価格帯のコースを選んだ場合でした。
教育訓練給付金との違い
2つの制度は、名前が似ているせいで混同されがちです。
実際には対象者も上限額も、使える人の条件も別物でした。
いちばん大きな違いは、リスキリング事業が在職者限定であることです。
教育訓練給付金は離職者でも使えますが、リスキリング事業は在職中でないと対象になりません。
| 項目 | リスキリング支援事業 | 専門実践教育訓練給付金 |
|---|---|---|
| 所管 | 経済産業省 | 厚生労働省 |
| 補助率・上限 | 最大70%・56万円 | 最大80%・64万円 |
| 対象者 | 在職者のみ(雇用形態は不問) | 雇用保険の被保険者・離職後1年以内も可 |
| 必要な履歴 | 雇用保険の加入期間は問われない | 支給要件期間が原則3年以上(初回2年以上) |
| 転職の要否 | 転職を目指すことが前提 | 就職は追加支給の条件(50%までは不要) |
雇用保険の加入期間が短い人には、リスキリング事業のほうが現実的です。
逆に離職中の人は、この制度では戦えませんでした。
採択されている事業者は、IT分野だけでも数十社にのぼります。
プログラミングスクールに限らず、Webデザインやマーケティングの講座も含まれていました。
ただし採択は年度ごとに更新されるため、去年対象だった学校が今年も対象とは限りません。
公式サイトに「リスキリング補助金対象」と書かれていても、今年度の採択状況は窓口で確認しておくのが安全です。
リスキリング給付金を使える人の条件
条件は3つだけですが、どれか1つでも外れると対象になりません。
申し込む前に、自分が全部当てはまるかを確かめてください。
対象になるかを決める条件
- 在職者であることが大前提になる
- 転職を目指すことが条件に入る
- 対象にならない人の典型
在職者であることが大前提になる
サービスに登録する時点で働いていることが、最初の条件です。
雇用形態は問われず、正社員でも契約社員でも派遣でもパート・アルバイトでも構いません。
雇用保険の加入期間が短くても、そもそも加入していなくても対象になり得ます。
ここが教育訓練給付金との決定的な違いでした。
在職者の条件で押さえること
- 登録時点で雇用されていればよい(雇用形態は不問)
- 雇用保険の被保険者期間は問われない
- 入社直後でも対象になり得る
転職して間もない人や、非正規から正社員を目指す人には使いやすい制度です。
教育訓練給付金では期間が足りずに弾かれる層が、こちらでは救われました。
ただし在職しながら学ぶので、学習時間の確保は自分でやりくりすることになります。
働きながらの受講が前提だという点は覚悟しておいてください。
週に何時間を出せるかは、コース選びの段階で聞かれます。
週10時間しか出せないのに3ヶ月完結のコースを選ぶと、途中で息切れしました。
転職を目指すことが条件に入る
この制度は、転職支援まで含めて国から採択を受けた事業者を経由します。
だから「今の会社に残ったままスキルだけ上げたい」という使い方は想定されていません。
雇用主の変更を伴う転職を目指すことが、明示的に条件として設定されています。
社内異動やスキルアップ目的だけの受講は、対象外になりました。
転職の意思は、キャリア相談の場で確認されます。
ここで「とりあえず勉強したいだけ」と答えると、補助の対象から外れる判定になりました。
転職条件で誤解しやすいところ
- 社内異動やキャリアアップだけを目的にした受講は対象外
- 転職先はその事業者の紹介経由が前提になるケースがある
- 転職しない場合、2段階目の20%は支給されない
ここを厳しいと感じる人もいると思います。
ただ裏を返せば、転職支援まで無料で付いてくるということでもありました。
転職エージェントを別で探す手間が省けるぶん、時間的なコストは下がります。
本気で職種を変えたい人にとっては、むしろ噛み合う設計です。
逆に「今の会社で評価を上げたい」という動機なら、この制度は向きません。
その場合は会社の研修制度か、techmeetsのような教育訓練給付金の対象校を検討してください。
対象にならない人の典型
制度の性格上、対象から外れる人ははっきりしています。
該当する場合は、別の制度に切り替えたほうが早いです。
リスキリング給付金の対象外になる人
- すでに離職している人(登録時点で在職していない)
- フリーランス・個人事業主・会社役員
- 転職の意思がなく、スキルアップだけが目的の人
- 学生(アルバイトのみで就業している場合)
離職中の人は、専門実践教育訓練給付金のほうを見てください。
離職後1年以内であれば、そちらは最大80%まで戻ります。
会社員として雇用保険に入っていた期間があるなら、退職後1年以内は権利が残ります。
この1年を過ぎる前に動けるかどうかで、使える制度が変わりました。
フリーランスの人はどちらの制度も使えないため、月額型のスクールが現実的な選択肢になります。
自分がどちらに当てはまるかはプログラミングスクールの給付金対象者は?条件と実質負担額を検証でも整理しました。
リスキリング給付金が使えるプログラミングスクール一覧
採択事業者は複数あり、学べる分野も料金もばらけています。
ここでは主要なスクールを一覧にして、選び方まで整理しました。
対象スクールの一覧と選び方
- リスキリング給付金の対象スクール9校を比較
- タイプ別に見るおすすめの選び方
リスキリング給付金の対象スクール9校を比較
金額はすべて税込で、代表的なコース1つを基準にしています。
下段の3校は制度が異なるため、比較の参考として並べました。
| スクール | 代表コースと料金 | 使える制度 | 学べる領域 |
|---|---|---|---|
| ウズウズカレッジ | Javaコース264,000円/AWSコース440,000円 | リスキリング事業70%+独自30% | CCNA・LinuC・Java・AWSの資格 |
| ポテパンキャンプ | Railsキャリアコース440,000円(U29は無料) | リスキリング支援制度で実質160,000円 | Ruby on RailsによるWeb開発 |
| DMM WEBCAMP | エンジニア転職コース(公式で要確認) | リスキリング事業の採択事業者 | Web開発・転職支援 |
| TechAcademy | 対象コース多数(公式で要確認) | リスキリング事業の採択事業者 | Web制作・AI・データサイエンス |
| 侍エンジニア | 転職保証コースほか(公式で要確認) | リスキリング事業・教育訓練給付の両方に対象コースあり | マンツーマンでのWeb開発 |
| 忍者コード | 転職支援プラン448,000円 | リスキリング事業の採択事業者 | Ruby・PHP・Web制作 |
| テックアイエス | 長期PROコース(公式で要確認) | リスキリング事業の採択事業者 | Web開発・データサイエンス |
| techmeets | スタンダードプラン330,000円 | 専門実践教育訓練給付金で実質66,000円 | 開発・インフラなど8領域 |
| ディープロ | Webエンジニア6ヶ月コース398,000円 | 専門実践教育訓練給付金で実質119,400円 | Ruby・Rails・AWS・チーム開発 |
採択事業者は年度ごとに入れ替わるため、この一覧も申込前の確認が要ります。
選ぶときに効くのは、転職支援の紹介先が自分の希望と重なっているかどうかです。
インフラ職の求人が中心の学校でWeb開発を狙っても、出口が噛み合いません。
一覧から絞り込むときの確認順
- 今年度も採択事業者に入っているか
- 受けたいコースが補助の対象になっているか
- 転職支援の紹介先が希望する職種と重なっているか
- 立て替えられる金額に収まっているか
この4点を無料相談で聞けば、だいたい20分で判断がつきます。
ウズウズカレッジもポテパンキャンプも、相談だけで申し込みを迫られることはありませんでした。
タイプ別に見るおすすめの選び方
同じ在職者でも、目指す職種によって噛み合うスクールは変わります。
資格を軸にインフラを狙うのか、Web開発でプロダクトを作るのかで別れました。
タイプ別のおすすめスクール
- 資格を取ってインフラ職を狙いたい → ウズウズカレッジ
- Web系の自社開発企業に転職したい → ポテパンキャンプ
- 29歳以下で費用をかけたくない → ポテパンキャンプのU29コース
- 離職中で在職者要件を満たせない → techmeetsやディープロ
迷ったときは、自分の条件を入れて実質負担額を出してみるのが早いです。
年齢や予算、対象になる制度から絞り込めるプログラミングスクール診断を用意しています。
候補が2〜3校まで残ったら、あとは無料相談で在職者要件の確認をするだけです。
診断で出た候補と、実際に相談して感じた印象がずれることもあるので、2校は話を聞いておくと比較になりました。
相談で聞くべきことは、対象コースと在職者要件の2点に絞って構いません。
この2つさえ確定すれば、あとはカリキュラムの好みで決めても大きく外しませんでした。
リスキリング給付金で自己負担を抑えられるおすすめスクール
リスキリング事業の対象校のうち、提携があり条件も明確な2校を詳しく見ます。
どちらも在職者で転職を目指す人が主な対象でした。
リスキリング給付金のおすすめスクール
- ウズウズカレッジ|経産省70%に独自30%を上乗せ
- ポテパンキャンプ|Railsキャリアコースが実質160,000円
- 忍者コード・テックアイエス|対象コースを持つ他の採択事業者
ウズウズカレッジ|経産省70%に独自30%を上乗せ
(出典:ウズウズカレッジ)
ウズウズカレッジは、IT資格の取得を軸にした学習と転職支援を組み合わせたスクールです。
経済産業省のリスキリング事業に採択されており、CCNA・LinuC・Java・AWSの4コースが対象になります。
特徴的なのが、経産省の70%に加えて独自のキャッシュバック30%を上乗せしている点でした。
3つの条件をすべて満たすと、受講料に近い額が戻る計算になります。
キャッシュバックの3段階
- 1段階目:コース修了時に受講料の50%(上限40万円・経産省)
- 2段階目:同社経由の求人で転職成功時に30%(上限24万円・同社独自)
- 3段階目:転職後1年間の就業継続で20%(上限16万円・経産省)
2段階目は同社経由の求人に転職した場合に限られます。
自分で見つけた企業に転職すると、この30%は受け取れません。
| コース | 料金 | 修了時に戻る額(50%) |
|---|---|---|
| CCNAコース | 132,000円 | 約66,000円 |
| LinuCコース | 132,000円 | 約66,000円 |
| Javaコース | 264,000円 | 約132,000円 |
| AWSコース | 440,000円 | 約220,000円 |
学習期間はどのコースも24週間が目安で、資格試験の合格までを射程に入れています。
30歳以下なら、そもそも無料で受けられるウズカレITという別コースもありました。
弱点は学べる言語の幅が狭いことで、Web開発をがっつりやりたい人には物足りません。
ただしインフラ職は求人の母数が多く、未経験からの入口としては通りやすいので、狙いが合えば強い選択肢になります。
条件の詳細はウズウズカレッジの給付金は最大70%?条件と実質負担額を解説にまとめました。
ポテパンキャンプ|Railsキャリアコースが実質160,000円
(出典:ポテパンキャンプ)
ポテパンキャンプは、Web系自社開発企業への転職に振り切ったスクールです。
Railsキャリアコースは5ヶ月・440,000円で、リスキリングキャリア支援制度の対象になります。
給付は2段階で、修了時に50%相当の20万円、転職先で1年間の継続就業を確認できた時点で残り20%相当の8万円です。
合計28万円が戻り、実質160,000円まで下がります。
| コース | 期間と料金 | 対象と実質負担 |
|---|---|---|
| Railsキャリアコース | 5ヶ月・440,000円 | 年齢不問・支援制度適用で実質160,000円 |
| U29コース | 3ヶ月・無料 | 29歳以下限定・採用企業からの成功報酬で運営 |
29歳以下なら、そもそも費用のかからないU29コースという道があります。
30歳以上は返金保証の対象外になる点だけ、先に把握しておいてください。
提携するWeb系開発企業の数は多く、自社開発への接続そのものは30代でも機能します。
転職実績の中身はポテパンキャンプの転職実績|内定率100%の実態と年収を解説で検証しました。
ポテパンキャンプの学習環境
- 質問対応は毎日10時〜23時で、仕事終わりの時間帯をカバーしている
- Ruby on Railsを軸に、実務に近い課題を積み上げる構成
- 返金保証は20代・東京での就職が条件
カリキュラムはRuby on Railsを軸に、実務に近い課題を積み上げる構成です。
質問対応が毎日23時までなので、仕事終わりに詰まっても翌日まで待たずに済みました。
難易度は高めで、途中で手が止まる人も出ます。
その分、修了できた人のポートフォリオは自社開発企業の面接で通用する水準に届くので、覚悟を決めて入る価値はあります。
忍者コード・テックアイエス|対象コースを持つ他の採択事業者
リスキリング事業の採択事業者は、この2校以外にも複数あります。
忍者コードは転職支援プランが448,000円で、Ruby・PHP・Web制作をカバーしています。
テックアイエスは長期PROコースを持ち、Web開発からデータサイエンスまで扱っていました。
どちらも対象コースは限定されているため、申込前にコース単位で確認が要ります。
他の採択事業者を検討するときの確認事項
- 今年度も採択事業者に入っているか(年度で入れ替わる)
- 受けたいコースが補助の対象になっているか
- 転職支援の紹介先が自分の希望する職種と合うか
DMM WEBCAMPやTechAcademy、侍エンジニアも対象コースを持っています。
選択肢は広いので、学びたい分野から逆算して候補を絞るのが早い進め方でした。
ただし採択事業者だからといって、支援の質が揃っているわけではありません。
転職支援の中身は学校ごとに差が大きく、求人紹介まで持っているかを個別に確認する必要が出てきます。
求人紹介がない学校を選ぶなら、転職エージェントの併用を最初から前提に組んでください。
制度の補助が効くのは受講料だけで、転職活動そのものは自分で走ることになります。
リスキリング給付金より教育訓練給付金が向くケース
条件から外れる人や、より高い補助率を狙える人には別の道があります。
ここでは厚生労働省の専門実践教育訓練給付金を使う2校を挙げました。
教育訓練給付金で狙えるスクール
- techmeets|最大80%で実質66,000円から
- ディープロ|働きながら6ヶ月で実質119,400円
- どちらの制度を使うかの判断軸
techmeets|最大80%で実質66,000円から
techmeetsは、8つの領域を横断して学べるオールジャンル型のスクールです。
厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象で、補助率はリスキリング事業より10ポイント高くなります。
スタンダードプラン(330,000円)なら、条件を満たすと実質66,000円まで下がりました。
エキスパートプラン(550,000円)でも実質110,000円です。
techmeetsの給付の段階
- 受講修了時に50%キャッシュバック
- 転職後1年間の雇用保険加入で+20%
- 賃金が5%以上上がって+10%(合計最大80%)
- ライトプラン(165,000円)は給付金の対象外
離職中でも、離職後1年以内なら使えるのがこの制度の強みです。
在職中でも使えるので、リスキリング事業より対象者の幅は広くなります。
カリキュラムはプログラミングだけでなく、セキュリティ・ネットワーク・サーバー・データベース・デザインまで広がっています。
職種を決めきれていない段階でも、幅広く触れながら方向を定められるのがこの学校の性格でした。
詳しい条件はtechmeetsの給付金は最大80%?条件と実質負担額を解説で確認できます。
ディープロ|働きながら6ヶ月で実質119,400円
ディープロのWebエンジニア6ヶ月コースは398,000円で、働きながら通える設計です。
専門実践教育訓練給付金の対象で、約7割の給付なら実質119,400円になります。
Ruby・Ruby on Rails・AWSに加え、チーム開発まで扱うため実務寄りの内容でした。
年齢・経歴を問わずに転職サポートを受けられる点も、この一覧では珍しい部類です。
ディープロを選ぶ判断材料
- Webエンジニア6ヶ月コース:398,000円 → 実質119,400円
- 4ヶ月短期集中コース:797,800円 → 実質239,340円
- 月額1,010円のライトプランから相性を試せる
カリキュラムの難易度は高めで、挫折しやすいという声もあります。
月額制プランで先に触れておけば、いきなり長期コースに飛び込むリスクは避けられました。
30代・40代で他校の年齢条件に引っかかってきた人にとっては、事実上の受け皿になっています。
品質保証制度があり、条件を満たせば全額返金されるという安心材料も付いていました。
4ヶ月の短期集中コースは平日10時〜19時のフルタイムなので、在職中の受講はほぼ不可能です。
働きながらなら6ヶ月コース一択だと考えておいてください。
どちらの制度を使うかの判断軸
2つの制度は併用できません。
そして多くの場合、自分がどちらを使えるかは選ぶまでもなく決まっていました。
在職中かどうか、雇用保険の加入期間が足りているかの2点で、ほぼ機械的に分かれます。
両方の条件を満たす人だけが、選択の余地を持ちます。
その場合は補助率が高い専門実践教育訓練給付金のほうが有利になることが多いです。
ただし補助率だけで決めると、学べる分野が希望とずれることがあります。
制度は入口の条件にすぎないので、最後はカリキュラムと転職支援の中身で選んでください。
ただし雇用保険の加入期間が2年に届かないなら、迷う必要はありません。
リスキリング事業一択になるので、対象のスクールから選んでください。
制度の選び分けの結論
- 離職中:教育訓練給付金(離職後1年以内なら最大80%)
- 在職中で加入2年未満:リスキリング事業(加入期間を問われない)
- 在職中で加入2年以上:どちらも使えるが補助率が高い教育訓練給付金が有利
- フリーランス・役員:どちらも対象外なので月額型のスクールを検討する
迷ったときは、無料相談を1社ずつ受けて条件を突き合わせるのが確実です。
制度の判定はスクール側でも行うので、自分の解釈が合っているかをその場で確かめられました。
両方使える立場なら、techmeetsやディープロのような教育訓練給付金の対象校から見るのが素直です。
補助率が10ポイント高く、上限額も8万円多いためでした。
リスキリング給付金の申請手順と注意点
この制度は、スクールに申し込む前の手続きが決まっています。
順番を間違えると補助が受けられないので、流れを押さえておいてください。
申請で押さえること
- 申込からキャッシュバックまでの流れ
- 転職しないと満額に届かない
- 受講料は先に全額を支払う
申込からキャッシュバックまでの流れ
教育訓練給付金と違い、ハローワークでの手続きは要りません。
窓口はすべてスクール(採択事業者)側になります。
最初にやるのはキャリア相談の予約で、ここで補助の対象になるかも判定されます。
相談を経ずに受講を始めると、補助の対象から外れました。
振り込みまでには申請から1〜2ヶ月かかることもあります。
修了した翌月にすぐ戻ってくるわけではないので、その間の生活費は別に確保しておいてください。
申込からキャッシュバックまで
- スクールの無料相談を予約し、在職状況と転職の意思を伝える
- キャリア相談で目標とコースを決める
- 受講料を支払い、講座を受講する
- 修了時に1段階目のキャッシュバックを申請する
- 転職・就業継続を経て2段階目を申請する
書類のやり取りはスクール側が案内してくれます。
ハローワークに何度も足を運ばずに済むぶん、手続きの負担は軽めでした。
キャリア相談は1回で終わらず、受講中も定期的に面談が入ります。
面談をサボると補助の要件を満たせなくなることがあるので、日程は最優先で押さえてください。
1段階目のキャッシュバックは、修了の認定を受けてから振り込まれます。
修了認定には課題の提出状況も見られるため、締め切りを落とさないことが結局いちばんの近道でした。
転職しないと満額に届かない
2段階目の20%は、転職して一定期間働き続けることが条件です。
学習だけで終えると、受け取れるのは50%までになります。
44万円のコースなら、転職しない場合の自己負担は22万円のままでした。
ここを見落として予算を組むと、あとで計算が合わなくなります。

2段階目を取り逃がしやすいケース
- 学習だけで満足して転職活動に進まなかった
- スクールの紹介経由ではなく自分で転職先を決めた
- 転職はしたが、就業継続の期間を満たす前に退職した
とはいえ、この制度はもともと転職支援とセットで設計されています。
転職する意思があるなら、条件はむしろ自然に満たせました。
転職活動そのものは、修了を待たずに並行して進めて構いません。
むしろ学習の後半で求人を眺めておくと、面接で聞かれる技術の解像度が上がりました。
気をつけたいのが、転職先を自分で見つけた場合の扱いです。
ウズウズカレッジの独自30%は同社経由の求人が条件なので、自力で決めると受け取れません。
受講料は先に全額を支払う
キャッシュバック型なので、受講の時点では受講料の全額を支払います。
実質13万円台のコースでも、最初に用意するのは44万円という現実がありました。
手元資金が厳しいなら、受講料そのものが安いコースから選ぶ判断もあります。
132,000円のCCNAコースなら、立て替え額も小さく済みます。
立て替え額から逆算するときの目安
- 132,000円のコース:立て替えは13万円台・修了時に約6.6万円が戻る
- 264,000円のコース:立て替えは26万円台・修了時に約13.2万円が戻る
- 440,000円のコース:立て替えは44万円・修了時に約22万円が戻る
分割払いに対応しているスクールもありますが、手数料が総額に乗ります。
キャッシュバックが振り込まれるまでの数ヶ月をどう乗り切るかまで含めて、資金計画を立てておいてください。
制度ごとの違いはウズウズカレッジとtechmeetsを比較|給付率70%と80%でも整理しています。
リスキリング給付金とプログラミングスクールに関する質問
Q:リスキリング給付金は離職中でも使えますか?
A:使えません。登録時点で在職していることが条件です。
すでに離職している場合は、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金を検討してください。離職後1年以内であれば最大80%まで戻るので、補助率としてはむしろ高くなります。
Q:リスキリング給付金と教育訓練給付金は併用できますか?
A:併用はできません。同じ講座に対して両方の補助を受けることは想定されていません。
両方の条件を満たす人は、補助率の高い専門実践教育訓練給付金のほうが有利になることが多いです。ただし雇用保険の加入期間が足りない場合はリスキリング事業一択になります。
Q:転職しなかった場合、補助金の返還を求められますか?
A:すでに支給された1段階目の50%を返す仕組みではありません。2段階目の20%が支給されないだけです。ただしスクールによって条件が異なるので、申込前に「転職しなかった場合の扱い」を必ず確認しておいてください。
Q:パートやアルバイトでもリスキリング給付金の対象になりますか?
A:対象になります。この制度は雇用形態を問わず、登録時点で在職していれば対象です。雇用保険の加入期間も問われないため、非正規から正社員のエンジニアを目指す人にとっては教育訓練給付金より使いやすい制度になっています。
まとめ
リスキリング給付金は、在職中で転職を目指す人に向けた制度です。雇用保険の加入期間を問われないぶん、教育訓練給付金では条件が足りない人でも使えます。補助率は最大70%ですが、転職まで到達しないと50%で止まる点は先に織り込んでおいてください。
ウズウズカレッジをおすすめする人
ウズウズカレッジがおすすめな人
- 資格を取ってインフラ職や開発職に転職したい人
- 雇用保険の加入期間が短く、教育訓練給付金を使えない人
- 立て替え額を13万〜26万円台に抑えたい人
ポテパンキャンプをおすすめする人
ポテパンキャンプがおすすめな人
- Web系の自社開発企業に転職したい人
- 29歳以下で費用をかけずに学びたい人
- 夜遅い時間でも質問できる環境が欲しい人

