「プログラミングスクールの給付金は、自分も対象になるの?」
「対象になる条件と、実際に安くなる金額を知りたい!」
プログラミングスクールの広告で見かける「最大80%OFF」という表示は、誰でも自動的に適用されるものではありません。
給付金の対象になるかどうかは、雇用保険の加入状況と受講するコースの2つで決まります。
結論から言うと、在職中で雇用保険に2年以上加入していて、厚生労働大臣が指定した講座を選べば、専門実践教育訓練給付金の対象になります。
ここでは制度ごとの対象条件を整理したうえで、対象校9校の実質負担額と申請の落とし穴まで一気に確認していきましょう。
この記事の結論
- 対象者の条件は「雇用保険の被保険者期間」と「在職中か離職後1年以内か」の2点でほぼ決まる
- 同じスクールでも対象コースは限られており、指定講座かどうかは厚生労働省の検索システムで確認できる
- 給付率80%は3段階の条件をすべて満たした場合の上限で、基本ラインは修了時の50%
転職を狙うならRUNTEQ、AI・データ分析を学ぶならキカガクというように、対象校は目的で選び分けるのが基本になります。
プログラミングスクールの受講で給付金の対象になる制度
プログラミングスクールの受講費用が戻ってくる制度は1種類ではありません。
ここでは、厚生労働省の教育訓練給付制度・経済産業省のリスキリング支援事業・2025年10月に始まった新制度の3つを整理します。
プログラミングスクールで使える給付金・支援制度
- 教育訓練給付制度(3つの区分で給付率が変わる本命の制度)
- 経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業
- 2025年10月に創設された教育訓練休暇給付金
教育訓練給付制度は3つの区分に分かれている
プログラミングスクールの給付金で対象になる中心の制度が、雇用保険を財源とする教育訓練給付制度です。
この制度は一般・特定一般・専門実践という3つの区分に分かれていて、区分ごとに給付率と年間上限額が大きく違います。
プログラミングスクールの長期コースが該当しやすいのは、給付率がもっとも高い専門実践教育訓練です。
| 区分 | 給付率 | 上限額 | 該当しやすい講座 |
|---|---|---|---|
| 一般教育訓練 | 20% | 10万円 | 短期のIT講座・資格対策講座 |
| 特定一般教育訓練 | 40%(条件達成で50%) | 20万円(同25万円) | 数ヶ月で修了する実務講座 |
| 専門実践教育訓練 | 50%→70%→最大80% | 年間40万→56万→64万円 | 半年以上のエンジニア養成コース |
専門実践教育訓練の給付率は一度に80%が振り込まれるわけではなく、受講中の50%を起点に、条件を満たすごとに上乗せされていく仕組みになっています。
経済産業省のリスキリング支援事業という別ルート
雇用保険の加入期間が足りない人でも、経済産業省の「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」なら対象になる場合があります。
こちらは厚生労働省の制度とは財源も窓口もまったく違い、在職中で「転職」を目指していることが条件になる代わりに、雇用保険の被保険者期間は問われません。
受講修了時に受講料の50%(上限40万円)、転職後1年間の就業継続で20%(上限16万円)が支給され、合計で最大70%が戻る計算です。
リスキリング支援事業を使うときの注意点
- 雇用主の変更を伴う転職が前提となり、社内での異動は対象にならない
- スクールが対象事業者として採択されている必要がある
- 予算枠に達すると新規受付が停止されるため、検討時点での募集状況の確認が必須
ただしこの事業には予算枠があり、申込が集中すると新規受付が一時停止されることもあります。ライフシフトラボの転職コースのように、募集を休止した例も実際にありました。
2025年10月に始まった教育訓練休暇給付金
2025年10月には、働きながら学ぶ人にとって選択肢が1つ増えました。
教育訓練休暇給付金は、勤務先の就業規則にもとづいて連続30日以上の無給の教育訓練休暇を取得した雇用保険の一般被保険者に対して、失業給付に相当する金額を支給する制度です。
被保険者期間に応じて90日・120日・150日の給付日数が設定されており、仕事を辞めずに学習期間をまとめて確保したい人に向いています。
教育訓練休暇給付金が向いている人
- 会社を辞めずに数ヶ月まとまった学習期間を確保したい人
- 勤務先の就業規則に教育訓練休暇の規定がある、または整備を相談できる人
- 離職して収入が途切れるリスクを取りたくない人
受講費用そのものが戻る制度ではないため、教育訓練給付制度と組み合わせて「学費は給付金、生活費は休暇給付金」と役割を分けて考えると使いやすくなります。
まだ制度が始まったばかりで、就業規則に教育訓練休暇の規定がない会社も多いところが現実的なハードルでしょう。とはいえ規定さえ整えば会社を辞めずに数ヶ月の学習期間を作れるため、勤務先の人事に確認する価値は十分にあります。
プログラミングスクールの給付金で対象者になる条件
制度がわかったら、次は自分が受給資格を満たしているかどうかです。
ここでは、被保険者期間・在職状況・対象外になりやすいケース・離職者向けの上乗せ給付という4点を確認します。
給付金の対象者かどうかを分ける条件
- 雇用保険の被保険者期間が何年あるか
- 在職中か、離職してから何ヶ月経っているか
- そもそも雇用保険に加入していない働き方をしていないか
- 離職者だけが使える教育訓練支援給付金の条件を満たすか
雇用保険の被保険者期間が何年必要か
もっとも多くの人がつまずくのが、雇用保険の被保険者期間の要件です。
専門実践教育訓練を初めて利用する場合は、受講開始日の時点で被保険者期間が通算2年以上という条件がつきます。
一般教育訓練と特定一般教育訓練であれば、初回利用に限り通算1年以上で足ります。
2回目以降の利用になると、区分を問わず前回の受給から3年以上が経過し、かつ被保険者期間が通算3年以上という条件に切り替わりました。
ここで言う通算は、転職をはさんでいても空白期間が1年以内であれば合算できます。前職と現職の加入期間を足せば2年を超える人は意外と多いので、1社での勤続年数だけで判断しないでください。
在職中と離職後で変わる受給条件
在職中の人は、受講開始日の時点で雇用保険に加入していれば条件を満たせます。
問題は離職している場合で、離職日の翌日から1年以内に受講を開始しないと、それまでの被保険者期間があっても受給資格を失います。
この1年という期限は、妊娠・出産・育児・病気などの理由があれば最大20年まで延長を申請できる仕組みです。
ただし延長には離職後の手続きが必要で、あとから遡って申請することはできません。退職と同時に学び直しを考えている人は、この延長申請だけは先に済ませておくと安心です。
在職中に手続きを進めるメリット
- 受給資格の期限を気にせず、じっくりスクールを比較できる
- 収入が途切れないため、後払いの給付金でも家計への影響が小さい
- 転職活動と学習を並行でき、ブランク期間が生まれない
プログラミングスクールの給付金で対象外になりやすい人
雇用保険が財源である以上、加入していない働き方をしている人は制度の外側に置かれます。
ここは断言しておきますが、フリーランス・個人事業主・会社役員・公務員・専業主婦(主夫)・学生は、教育訓練給付制度の対象になりません。
対象外になりやすい人の特徴
- 雇用保険に加入していないフリーランス・個人事業主・会社役員
- 雇用保険の適用外である公務員
- 働いた経験がない学生や、被保険者期間が通算1年に満たない人
- 前回の教育訓練給付の受給から3年が経過していない人
とはいえ、対象外だからといって費用を抑える手段がなくなるわけではありません。経済産業省のリスキリング支援事業は在職中であれば雇用保険の期間を問われませんし、ウズウズカレッジのように独自のキャッシュバック制度を持つスクールもあります。
また、過去に会社員として働いた期間が1年以上あり、離職から1年以内であれば、現在フリーランスとして活動していても受給できるケースがあります。自分の加入履歴はハローワークで照会できるため、諦める前に一度確認してみてください。

離職者が使える教育訓練支援給付金という上乗せ
離職中に専門実践教育訓練を受ける人には、学費とは別に生活費を支える制度も用意されています。
教育訓練支援給付金は45歳未満の離職者が対象で、受講期間中に基本手当の日額の60%が支給される仕組みです。
以前は80%でしたが、2025年4月1日以降に受講を開始した分から60%に引き下げられました。さらにこの制度自体が2027年3月31日までの時限措置となっています。
教育訓練支援給付金を当てにするときの注意点
- 対象は45歳未満の離職者に限られ、在職中の人は使えない
- 支給額は基本手当の日額の60%で、失業給付と同額ではない
- 2027年3月31日までの時限措置のため、受講開始時期によっては使えない
失業給付の受給が終わったあとも学習を続けたい人にとっては心強い仕組みですが、支給率が下がった点は生活設計に影響します。
受講期間中の収支は、60%を前提に計算しておくのが安全でしょう。
PR プログラミングスクール
ウズウズカレッジ
雇用保険の条件で悩んでいるなら、独自のキャッシュバック制度があるウズウズカレッジの無料カウンセリングで対象になるか相談できます。
無料カウンセリングを予約する →プログラミングスクールの給付金で対象講座になる条件
受給資格を満たしていても、選んだコースが指定講座でなければ給付金は1円も出ません。
ここでは、指定講座の調べ方・Reスキル講座という枠組み・同じスクール内でのコース差という3点を押さえます。
対象講座かどうかを見極める視点
- 厚生労働大臣の指定講座に登録されているか
- 第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)の認定を受けているか
- 同じスクールの中で、どのコースが対象になっているか
厚生労働大臣の指定講座かどうかを調べる方法
対象講座かどうかを確かめるもっとも確実な方法は、公式の検索システムで自分の目で確認することです。
厚生労働省が運営する教育訓練講座検索システムでは、スクール名・地域・分野から指定講座を検索できます。
スクールの広告に「給付金対象」と書かれていても、そのコース名で検索してヒットしなければ対象外です。
指定は期間を区切って更新されるため、去年まで対象だった講座が今年は外れているという入れ替わりも起こります。カウンセリングの前にコース名で検索しておくと、話が早く進みます。
第四次産業革命スキル習得講座(Reスキル)とは
プログラミングスクールの給付金を調べていると、Reスキル講座という言葉によく出てきますよね。
これは経済産業省がIT・データ分野の実践的な講座を認定する制度で、Reスキル認定を受けた講座は専門実践教育訓練の指定を受けやすくなります。
RUNTEQのWeb開発スタンダードコースやインターネット・アカデミーのITエンジニア転職コースなどが、この枠組みで認定を受けました。
Reスキル認定講座を選ぶ利点
- AI・データサイエンス・クラウドなど成長分野のカリキュラムが認定基準に含まれる
- 受講者の到達度を測る修了認定基準が明確に設計されている
- 専門実践教育訓練の指定と重なることが多く、給付率がもっとも高い区分を狙える
同じスクールでも給付金の対象外になるコースがある
意外と見落とされがちなのが、同じスクール内でのコースによる差です。
たとえばRUNTEQではWeb開発スタンダードコースは専門実践教育訓練の対象ですが、Python×AIコースは対象外という線引きがあります。
techmeetsも同様で、スタンダードプランとエキスパートプランは対象になる一方、もっとも安いライトプランは対象から外れました。
ディープロの月額制プランや、キカガクの単発コースも給付金の対象ではありません。料金の安いコースほど対象外である傾向が強く、「安いプランを選んで給付金も使う」という組み合わせは基本的に成立しないと考えてください。
逆に言えば、対象コースを選べば実質負担が半分以下になるため、総額の高いコースのほうが最終的な自己負担は軽くなる場合もあります。表示価格ではなく給付後の金額で比べる視点が欠かせません。

PR プログラミングスクール
インターネット・アカデミー
給付金対象コースの選択肢を広く比べたいなら、Reスキル認定コースを13種類そろえるインターネット・アカデミーで確認できます。
無料カウンセリングを予約する →給付金の対象になるプログラミングスクールを目的別に比較
ここからは、実際に給付金の対象講座を持つスクールを目的別に見ていきます。
転職・AI/データ分析・フリーランス・費用重視という4つの目的に分けて、9校の実質負担額を並べました。
目的別に見る給付金対象のプログラミングスクール
- エンジニア転職を最短で目指す人向けの対象校
- AI・データサイエンスを学びたい人向けの対象校
- フリーランス・Web制作を目指す人向けの対象校
- 自己負担をできるだけ抑えたい人向けの対象校
| スクール | 使える制度 | 受講料(税込) | 給付適用後の実質負担 | 向いている目的 |
|---|---|---|---|---|
| RUNTEQ | 専門実践(最大80%) | 657,000円(転職向け) | 131,400円〜 | Web系自社開発企業への転職 |
| ディープロ | 専門実践 | 398,000円(6ヶ月) | 約119,400円 | 年齢を問わず転職を目指す |
| techmeets | 専門実践(最大80%) | 330,000円(スタンダード) | 66,000円 | IT全般を広く学びたい |
| キカガク | 専門実践(最大80%) | 792,000円(6ヶ月) | 158,400円 | AI・データサイエンス |
| インターネット・アカデミー | 専門実践(Reスキル13コース) | 996,545円(ITエンジニア転職) | 356,545円 | 職種別にコースを選びたい |
| ZeroPlus | 専門実践(上限64万円) | 798,000円(集団6ヶ月) | 159,600円 | フリーランス・Web制作 |
| フィヨルドブートキャンプ | 専門実践(最大80%) | 786,720円(Railsエンジニアコース) | 157,344円 | 自走力を鍛えて長期で学ぶ |
| ウズウズカレッジ | 経産省リスキリング+独自制度 | 264,000円(Javaコース) | 79,200円〜 | 資格取得とセットで転職 |
| ポテパンキャンプ | 経産省リスキリング(最大70%) | 440,000円(Railsキャリアコース) | 160,000円 | 自社開発企業への転職 |
実質負担の欄は各社が公表している最大給付を適用した場合の目安であり、条件を満たさなければこの金額にはなりません。
エンジニア転職を目指す人向けの対象校
転職をゴールに置くなら、給付金の対象コースとキャリア支援がセットになっているスクールを選ぶのが近道です。
(出典:RUNTEQ)
RUNTEQのWeb開発スタンダードコースは、約1,000時間という学習量で専門実践教育訓練とReスキルの両方の認定を受けているのが強みです。
657,000円の転職向けプランが、条件を満たせば実質131,400円まで下がる計算です。評判の詳細はRUNTEQの評判・口コミ|メリットと料金・給付金を解説にまとめました。
転職目的で対象校を選ぶときの視点
- 給付率の上乗せ条件になる「就職」までサポートが続くか
- 年齢によってサポート対象が変わるコースになっていないか
- 修了認定に必要な学習時間を働きながら確保できるか
ディープロは6ヶ月のパートタイムコースが398,000円と、給付金対象コースの中では価格が抑えめです。年齢や経歴の条件を設けていないため、30代後半以降でも同じ土俵に立てます。
詳しい実績はディープロの評判・口コミ|メリットと料金・給付金まで詳しく解説で扱いました。
techmeetsのスタンダードプランは330,000円で、最大80%が適用されると実質66,000円です。プログラミングだけでなくネットワーク・データベース・セキュリティまで扱うので、職種を決めきれていない人にも向いています。
AI・データサイエンスを学びたい人向けの対象校
AI・データ分析の分野は成長分野としてReスキル認定が手厚く、給付金の対象講座も充実しています。
(出典:キカガク)
キカガクのAI・データサイエンス人材育成コースは792,000円で、最大80%が適用されると実質158,400円になります。
期間は6ヶ月で、機械学習からディープラーニングまでを扱う長期コースです。生成AIビジネス実践コースなら264,000円と手が届きやすく、こちらも対象講座に含まれています。
受講者の評価はキカガクの評判は?口コミ・料金・給付金・デメリットを解説で詳しく扱いました。
インターネット・アカデミーはReスキル対象コースを13種類そろえており、データストラテジストコースなら638,264円が実質127,653円になります。職種から逆算してコースを選びたい人には選択肢の広さが効いてきます。
フリーランス・Web制作を目指す人向けの対象校
転職ではなく案件獲得や独立を目指す場合でも、給付金の対象講座は用意されています。
ZeroPlusの集団コースは798,000円で、上限64万円の給付が適用されると実質159,600円まで下がる計算です。
営業から要件定義・デザイン・コーディング・保守運用までを一連で学ぶ設計で、フリーランスとしての案件獲得を見据えた内容になっています。
フリーランス志向で対象校を選ぶときの視点
- 案件獲得までの営業スキルがカリキュラムに含まれているか
- 制作実績として提出できる成果物が卒業時に残るか
- 給付率の上乗せ条件が「雇用保険に加入して就職」を前提にしていないか
ここは正直に言っておきたいのですが、専門実践教育訓練で70%・80%まで伸ばすには「雇用保険の被保険者として就職すること」が条件になります。独立を選ぶ人は50%止まりになる可能性が高い、という点は先に知っておいてください。
とはいえ50%でも約40万円が戻る計算になり、独学で遠回りする時間を買えると考えれば十分に大きな支援です。フィヨルドブートキャンプのRailsエンジニアコースも同じ枠組みで、786,720円が最大80%適用時に157,344円になります。
フィヨルドブートキャンプは最長24ヶ月と期間が長く、自分のペースで進めたい人向けです。学習の進め方はフィヨルドブートキャンプの評判|月額32,780円と卒業率の実態で触れています。
自己負担をできるだけ抑えたい人向けの対象校
初期費用の負担を最小限にしたいなら、経済産業省のリスキリング支援事業を使うスクールが候補になります。
(出典:ウズウズカレッジ)
ウズウズカレッジは経産省の制度で最大70%、さらに自社経由の転職成功で30%が上乗せされる独自制度を持っています。
CCNAコース・LinuCコースは132,000円、Javaコースは264,000円と受講料自体が抑えめで、資格取得までセットになっているのが特徴です。制度の詳細はウズウズカレッジの給付金は最大70%?条件と実質負担額を解説にまとめました。
ポテパンキャンプのRailsキャリアコースは440,000円で、最大70%の還元が適用されると実質160,000円です。29歳以下ならU29コースが無料になるため、年齢によっては給付金を使うより安く済みます。
費用重視で選ぶときの注意点
- 経産省の制度は転職成功が支給条件に含まれるため、転職しない場合は還元率が下がる
- 受講料が安いコースほど学習範囲が限定される傾向がある
- 年齢制限つきの無料コースは、対象を1歳でも超えると適用されない
プログラミングスクールの給付金を受け取るまでの手順
対象条件と候補校が決まったら、次は申請の段取りです。
ここでは、受給資格の確認からキャリアコンサルティング、受講前申請、修了後の支給申請までの流れを順に見ていきます。
給付金を受け取るまでの流れ
- ハローワークで受給資格と対象講座を確認する
- キャリアコンサルティングを受けてジョブ・カードを作成する
- 受講開始日の1ヶ月前までに支給申請書を提出する
- 修了後・就職後に追加分の支給申請をする
【ステップ1】ハローワークで受給資格を確認する
最初にやるべきなのは、自分の雇用保険の加入履歴をハローワークで照会することです。
窓口で「教育訓練給付金の受給資格の照会をしたい」と伝えれば、被保険者期間が何年あるか、前回の受給からどれだけ経過しているかをその場で確認できます。
この照会は無料で、受講を決めていなくても利用できる仕組みです。
転職を繰り返している人ほど自分の加入期間を正確に把握できていないため、候補校を絞る前に済ませておくと判断が早くなります。
あわせて、受けたいコースが指定講座に載っているかも確認しておきましょう。ここで対象外だとわかれば、別のコースを選び直す時間が確保できます。
【ステップ2】キャリアコンサルティングでジョブ・カードを作る
専門実践教育訓練を利用するなら、受講前にキャリアコンサルティングを受けておかないと申請が進みません。
これは国家資格を持つキャリアコンサルタントとの面談で、ジョブ・カードという書式にキャリアプランを記入して作成します。
予約が取りにくい時期もあるため、受講開始日から逆算して2ヶ月前には動き始めるのが安全です。面談自体は1時間程度で、費用はかかりません。
ジョブ・カード作成をスムーズに進めるコツ
- 職務経歴と保有スキルを事前に書き出しておく
- 受講したいコース名と学習後に就きたい職種を決めておく
- 面談の予約枠は月初に埋まりやすいため早めに押さえる
【ステップ3】受講開始日の1ヶ月前までに申請する
ここが給付金の手続きでもっとも取り返しがつかない期限です。
専門実践教育訓練の受給資格確認は、受講開始日の1ヶ月前までにハローワークで手続きを終える必要があります。
1日でも過ぎると、その講座では給付金を受け取れません。スクールの申込を先に済ませてから制度を調べ始めて間に合わなかった、という失敗が実際によく起きています。
提出する書類は受給資格確認票・ジョブ・カード・本人確認書類・マイナンバー確認書類などです。スクール側が発行する受講予定証明書も必要になるため、申込時に依頼しておいてください。
【ステップ4】修了後と就職後に追加分を申請する
受講が始まったあとも手続きは続きます。
専門実践教育訓練では6ヶ月ごとに支給申請を行い、その都度50%分が振り込まれる流れです。
修了後1年以内に資格を取得して雇用保険の被保険者として就職すると、追加で20%分を申請できます。
さらに受講前より賃金が5%以上上がっていれば、10%分が上乗せされる仕組みです。
この追加申請は自動では行われず、自分で期限内に手続きしないと権利が消えます。就職して落ち着いたころに申請期限が来るため、カレンダーに登録しておくのが確実です。
プログラミングスクールの給付金で対象外になる落とし穴
ここからは、広告では語られにくい部分に踏み込みます。
給付率の到達条件・修了認定・支払いのタイミングという3点は、契約前に知っておかないと計算が狂います。
契約前に知っておきたい給付金の落とし穴
- 最大80%に到達できる人はそれほど多くない
- 修了認定基準を満たせないと給付そのものが受けられない
- 給付は後払いのため、受講時にはいったん全額を支払う
給付率80%に届く人が実際には多くない
「最大80%OFF」という表示を見て、受講料の2割だけ払えばよいと考えると計算が合わなくなります。
80%に到達するには、修了する・1年以内に資格を取得して雇用保険に加入して就職する・受講前より賃金が5%以上上がる、という3つの条件をすべて満たさなければいけません。
未経験からエンジニアに転職する場合、前職より年収が一時的に下がるケースは珍しくありません。その場合、最後の10%は加算されないまま70%で止まります。
さらに独立を選んだ人や、雇用保険の対象にならない働き方に進んだ人は、20%の上乗せ自体が適用されず50%が上限です。
とはいえ、50%でも受講料の半分が戻ってくるのは大きな支援です。最初から50%を前提に資金計画を立てて、上乗せ分は「取れたら嬉しいボーナス」と考えておくと、あとから慌てずに済みます。
修了認定基準を満たせないと給付は受けられない
意外と見落とされているのが、途中でやめた場合や課題が終わらなかった場合の扱いです。
専門実践教育訓練の給付金は、スクールが定める修了認定基準を満たして初めて支給対象になります。
ZeroPlusのように出席率90%以上・課題成績80%以上という基準を明示しているスクールもあり、仕事との両立を甘く見積もると条件を落としかねません。
修了認定でつまずきやすいポイント
- 週あたりの学習時間が想定より確保できず課題提出が遅れる
- 出席率の基準がある講座で、繁忙期の欠席が重なる
- 途中で退会すると、それまでに受け取った給付金の返還を求められる場合がある
逆に言えば、修了できるだけの学習時間を確保できるかどうかが、そのスクールを選ぶかどうかの判断材料になります。無料カウンセリングで「週に何時間必要か」を具体的に聞いて、自分の生活と照らし合わせてから決めてください。
給付は後払いなので受講時は全額が必要になる
資金計画の面でもっとも見落とされやすいのが、支払いのタイミングです。
給付金は受講料を立て替えたあとに支給される後払いの仕組みで、割引として受講料から差し引かれるわけではありません。
専門実践教育訓練であれば6ヶ月ごとの申請になるため、最初の入金までに半年前後かかります。80万円のコースなら、その80万円をいったん自分で用意しなければいけません。
後払いを前提にした資金計画の立て方
- 受講料の全額をいったん支払える資金、または分割払いの枠を先に確保する
- 最初の給付金が振り込まれるまで半年前後かかる前提で家計を組む
- 給付率は50%を基準に見積もり、上乗せ分は計算に入れない
この点はスクール側も理解していて、多くの給付金対象校が分割払いや教育ローンに対応しています。ZeroPlusの月々約23,738円からのリスキリングローンのように、月額の負担を抑えて始められる選択肢も用意されました。
手元資金が足りないから諦める前に、カウンセリングで分割払いの条件を確認してみてください。給付金が戻ってきたタイミングで繰り上げ返済する使い方もできます。

給付金の対象になるプログラミングスクールの選び方
制度を理解したうえで、最後に候補を絞り込む視点を整理します。
対象校を絞り込むときの2つの視点
- 制度からではなく、目指す働き方から逆算して選ぶ
- 診断ツールで条件を整理してから無料相談に進む
制度からではなく目指す働き方から逆算する
給付率の高さだけでスクールを選ぶと、学びたい内容とずれてしまいます。
先に決めるべきなのは「どの働き方を目指すか」で、制度はそれに合わせて選ぶ順番が正しいと私は考えています。
雇用保険に加入して転職するつもりなら、上乗せ条件を満たしやすい専門実践教育訓練が有利です。独立を目指すなら、50%で止まる前提で受講料そのものが安いコースを選ぶ判断もあります。
在職中で雇用保険の期間が足りない人は、経産省のリスキリング支援事業を採用しているスクールに絞ると選択肢が見えてきます。
目指す働き方別に選ぶべき制度
- 雇用保険に加入して転職する:専門実践教育訓練(上乗せ条件を満たしやすい)
- 独立・フリーランスを目指す:専門実践教育訓練の50%を前提に受講料の安いコース
- 在職中だが被保険者期間が足りない:経産省のリスキリング支援事業
制度が違えば候補校も変わるので、この順番を逆にしないでください。
給付率が10%違っても金額にすれば数万円ですが、学ぶ言語や職種を間違えると、その数十倍の時間を失います。
私自身、生成AIの業務活用を仕事にしていますが、身につけたスキルが実務でどう使われるかを先に想像できたかどうかで、学習の続きやすさがまったく変わると感じています。制度の比較よりも、卒業後の1日をイメージするほうが選択を間違えにくいです。
診断ツールで条件を整理してから無料相談に進む
とはいえ、9校の条件を頭の中だけで比べるのは骨が折れます。
年齢・現在の職種・目標・学習可能時間・予算を選ぶだけで候補校と実質負担額の目安がわかるプログラミングスクール診断を用意しているので、条件の整理に使ってみてください。
診断で2〜3校まで絞ってから無料カウンセリングに進むと、聞くべきことがはっきりします。
無料カウンセリングで必ず聞いておきたいこと
- 受けたいコースが厚生労働大臣の指定講座に入っているか
- 修了認定の基準(出席率・課題の合格ライン)は何か
- 分割払いや教育ローンの条件はどうなっているか
ここまで押さえておけば、契約後に「思っていた金額と違う」という事態は避けられます。
プログラミングスクールの給付金の対象に関する質問
Q:プログラミングスクールの給付金は在職中でも対象になりますか?
A:対象になります。むしろ在職中のほうが有利で、離職者に課される「離職日の翌日から1年以内に受講開始」という期限を気にせず準備を進められるからです。雇用保険に加入した状態で受講開始日を迎えられれば、あとは被保険者期間の条件を満たすかどうかだけの判断になります。
Q:自分が給付金の対象かどうかを事前に確認する方法はありますか?
A:ハローワークの窓口で受給資格の照会ができます。無料で、受講を決めていない段階でも利用できます。あわせて厚生労働省の教育訓練講座検索システムで、受けたいコース名が指定講座に登録されているかも確認しておくと確実です。
Q:受講を途中でやめた場合、給付金はどうなりますか?
A:修了認定基準を満たせないため、原則として給付は受けられません。専門実践教育訓練では6ヶ月ごとに支給を受けている場合、途中で退会すると受け取り済みの分の返還を求められることもあります。契約前に、そのスクールの修了認定基準と中途解約の条件を必ず確認してください。
Q:雇用保険に入っていなくても使える制度はありますか?
A:在職中で転職を目指しているなら、経済産業省のリスキリングを通じたキャリアアップ支援事業が候補になります。雇用保険の被保険者期間は問われず、還元率は最大70%です。ウズウズカレッジやポテパンキャンプがこの制度を採用しています。
まとめ
プログラミングスクールの給付金で対象になるかどうかは、雇用保険の被保険者期間と選ぶコースの2点でほぼ決まります。給付率80%は3つの条件をすべて満たした場合の上限なので、50%を前提に資金計画を立てておくと安心です。
RUNTEQをおすすめする人
RUNTEQがおすすめな人
- Web系自社開発企業への転職を本気で目指したい人
- 約1,000時間の学習量を確保できる人
- 専門実践教育訓練で給付率を最大まで伸ばしたい人
キカガクをおすすめする人
キカガクがおすすめな人
- AI・データサイエンスを体系立てて学びたい人
- Webアプリ開発より分析・機械学習に興味がある人
- 2ヶ月の短期コースから給付金を試したい人
ウズウズカレッジをおすすめする人
ウズウズカレッジがおすすめな人
- 雇用保険の被保険者期間が足りず教育訓練給付制度を使えない人
- 初期費用をできるだけ抑えて学び始めたい人
- 資格取得と転職支援をセットで受けたい人

