「プログラミングスクールの転職保証って本当に返金されるの?」
「転職保証つきのプログラミングスクールを知りたい!」
受講料が数十万円になるスクール選びで、転職保証という言葉に安心感を覚える方は多いはずです。
ところが実際の返金条件を読み込むと、年齢や活動報告の細かい取り決めで対象外になるケースが少なくありません。
この記事では、プログラミングスクールの転職保証がどんな仕組みで、どこに落とし穴があるのかを整理したうえで、年齢と目的別におすすめできる9校を比較します。
返金の有無だけで選ばず、自分が実際に使える安全網はどれかという視点で読み進めてみてください。
この記事の結論
- 転職保証つきを名乗るスクールの多くは20代限定で、30代以上は最初から対象外になりやすい
- 年齢・経歴を問わず全額返金の保証制度を用意しているのはディープロで、30代以上の就職実績も公開されている
- 返金の有無より、給付金・求人数・年齢条件の3点で実質的な安全網を比べたほうが失敗しにくい
プログラミングスクールの転職保証とは?返金される仕組みを解説
転職保証は、受講料という大きな出費に対する保険のような制度です。
ここでは、返金がどんな条件で成立するのか、似た言葉の転職サポートと何が違うのかを整理します。
プログラミングスクールの転職保証の仕組み
- 内定が出なかった場合に受講料が返金される制度の中身
- 転職サポート・転職支援という言葉との違い
- 転職保証つきのスクールを選ぶメリット
転職保証は「内定が出なければ受講料を全額返金する」制度
プログラミングスクールの転職保証とは、カリキュラムを修了して一定期間の転職活動をしたにもかかわらず内定が出なかった場合に、支払った受講料が返ってくる制度のことです。
スクール側が「転職成功まで責任を持つ」と表明する仕組みなので、返金の条件はかなり細かく設計されています。
たとえばディープロの品質保証制度では、対象コースを規定期間内に卒業したうえで、就職サポートを使って6ヶ月間の転職活動を続けたことが返金の前提になっています。
転職保証が成立するまでの一般的な流れ
- 対象コースに申し込み、規定の期間内にカリキュラムを修了する
- スクールの就職サポートを使って転職活動を始める
- 定められた期間(多くは6ヶ月前後)、活動報告をしながら応募を継続する
- それでも内定が出なかった場合に、受講料の返金を申請する
この流れのどこか1つでも欠けると返金の対象から外れてしまう点が、転職保証という制度の実像です。
逆に言えば、条件さえきちんと守れば、数十万円のリスクをかなり小さくできる制度でもあります。
転職保証と転職サポート・転職支援は別物
混同されやすいのですが、転職保証と転職サポートはまったく別の言葉です。
ここを取り違えると、契約後に「保証があると思っていたのに」という食い違いが起きます。
転職サポート・転職支援は、求人紹介や書類添削・面接練習といった「支援の内容」を指す言葉で、返金の約束は一切含みません。
言葉の違いで勘違いしやすい点
- 転職保証=内定が出なければ返金する(お金の約束)
- 転職サポート=求人紹介や面接対策をする(支援の約束)
- 「転職成功率◯%」は実績値であって、保証を意味しない
公式サイトで「転職成功率94%」と書かれていても、それは過去の実績であって未来の返金を約束するものではありません。
ただし実績値が高いスクールは選考対策のノウハウが蓄積されているため、保証がなくても内定にたどり着ける可能性は十分あります。
大事なのは、返金という言葉が使われているかどうかを、公式サイトの表記でそのまま確かめることです。

転職保証つきプログラミングスクールを選ぶメリット
返金という金銭的な安心以上に、転職保証つきのスクールには構造的な利点があります。
スクール側が返金リスクを背負う以上、卒業生を確実に就職させる体制を整えざるを得ないからです。
返金が発生すればスクールは赤字になるため、求人開拓や選考対策に本気で投資するインセンティブが働きます。
転職保証つきスクールを選ぶ利点
- 最悪の場合でも受講料が戻るため、貯金を切り崩す不安が小さい
- スクール側に就職させる動機が働き、求人紹介と選考対策が手厚くなりやすい
- 「途中で投げ出せない」という適度な緊張感が学習継続の支えになる
実際、転職保証を掲げるスクールほど提携企業数を公開していたり、卒業生インタビューを多数出していたりします。
これは制度上の必然であって、単なる宣伝上手というわけではありません。
お金が戻る安心と、就職まで伴走してもらえる体制。
この2つがセットで手に入るのが、転職保証つきスクールの本当の価値です。
プログラミングスクールの転職保証で見落としやすい落とし穴
ここまで読むと転職保証は万能に見えますが、実際に返金までたどり着ける人はそれほど多くありません。
ここでは、契約前に必ず確認しておきたい3つの落とし穴を挙げます。
プログラミングスクールの転職保証で確認すべき落とし穴
- 年齢制限によって、そもそも保証の対象外になる
- 出席率・課題提出・活動報告といった細かい条件が課される
- 紹介される求人の内容までは保証されない
【落とし穴1】年齢制限で対象外になる
転職保証つきを名乗るスクールの多くは、保証の適用範囲に年齢の上限を設けています。
29歳以下、32歳以下、34歳以下など、スクールごとに線引きはさまざまです。
30代に入った時点で保証の対象から外れ、通常の転職サポートだけを受ける契約になるケースは珍しくありません。
たとえばポテパンキャンプのRailsキャリアコースは全額返金保証を用意していますが、適用されるのは20代かつ東京エリアでの就職を目指す人に限られます。
年齢条件で確認しておきたいこと
- 保証の対象年齢は「受講開始時点」か「転職活動時点」か
- 年齢制限があるのは保証だけか、転職サポート全体か
- 対象外の場合に受けられるサポートは何が残るのか
この年齢の壁は、30代以上の方にとって最初の関門になります。
ただし、後半で紹介するように年齢・経歴を問わず保証を用意しているスクールも存在するため、30代だから諦めるという話ではありません。
【落とし穴2】出席率・課題提出・活動報告の条件が細かい
年齢条件をクリアしても、次に待っているのが学習と転職活動の履行条件です。
ここが転職保証で最もトラブルになりやすい部分になります。
ディープロの品質保証制度では、転職活動の6ヶ月間に毎週1回以上の活動報告を行わなかった場合や、2週間以上活動が途切れた場合は返金の対象外になると明示されています。
課題が1つでも未完了のまま卒業扱いになっていない場合も、同じく対象外です。
返金対象から外れやすい行動
- 週次の活動報告を提出し忘れる
- 体調不良や繁忙期で2週間以上応募が止まる
- 卒業課題を残したまま学習期間が終わる
- 紹介された求人にほとんど応募しない
働きながら受講する方ほど、この週次報告と応募の継続が負担になりがちです。
とはいえ条件はどれも「転職活動を真面目に続けているか」を確認するものなので、カレンダーに報告日を固定してしまえば十分こなせる範囲でもあります。
契約前に返金規約の原文を読み、曖昧な部分は無料カウンセリングで書面の回答をもらっておくと安心です。

【落とし穴3】紹介される求人の質までは保証されない
3つ目の落とし穴は、転職保証が「内定が出ること」を対象にしていて、「どんな会社に入れるか」までは対象にしていない点です。
ここを誤解したまま卒業すると、内定は出たのに納得できないという状況になりかねません。
保証つきスクールの求人には、自社開発企業だけでなくSES・受託開発の求人も一定数含まれます。
希望と違う求人でも「内定辞退を繰り返した」とみなされると、返金の判断が難しくなる場合があります。
求人の中身について事前に聞いておきたいこと
- 提携企業の内訳(自社開発・受託開発・SESの比率)
- 直近の卒業生が実際に入社した企業の例
- 紹介求人を辞退した場合、保証の扱いはどうなるか
この点は事前に質問すれば、たいていのスクールが具体的に答えてくれます。
むしろ提携企業の内訳をはっきり示せるスクールほど、求人開拓に自信を持っていると考えて差し支えありません。
自分がどんな働き方をしたいのかを言葉にしてから、カウンセリングに臨んでみてください。
転職保証つきプログラミングスクール比較表
ここまでの落とし穴を踏まえて、転職保証の有無・年齢条件・料金を9校分まとめました。
表の上から2校が返金にあたる保証制度を持つスクールで、3校目以降は保証はないものの転職サポートや費用面に強みを持つスクールです。
料金は給付金やキャッシュバックを適用した後の目安を併記しているので、総額ではなく実質負担で比べてみてください。
| スクール | 転職保証(返金) | 年齢条件 | 期間 | 料金(実質負担の目安) | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| ディープロ | あり(品質保証制度・全額返金) | 年齢・経歴不問 | 4ヶ月/6ヶ月 | 398,000円(実質119,400円〜) | 30代以上で保証つきを探す人 |
| ポテパンキャンプ | あり(20代・東京就職が条件) | 保証は20代限定/U29コースは29歳以下 | 3ヶ月/5ヶ月 | 440,000円(実質160,000円)・U29は無料 | 20代で自社開発企業を狙う人 |
| ウズウズカレッジ | なし(最大100%キャッシュバック制度あり) | 無料コースは30歳以下/資格コースは制限なし | 最短1ヶ月〜24週間 | 無料〜440,000円(条件達成で実質0円近くまで) | 費用を極力かけずに転職したい人 |
| RUNTEQ | なし | 転職サポートは35歳未満 | 5〜9ヶ月 | 657,000円(実質131,400円〜) | 学習量を積んで自社開発企業を狙う人 |
| フィヨルドブートキャンプ | なし | 制限なし | 自分のペース(目安1,200時間) | 月額32,780円/給付金対象コースは実質157,344円 | 技術力で評価されたい人 |
| インターネット・アカデミー | なし | 制限なし | 個別設定 | 996,545円(給付金適用で356,545円) | 職種を選んで学びたい人 |
| キカガク | なし | 制限なし | 2〜8ヶ月 | 264,000円〜(給付金適用で52,800円〜) | AI・データ職を目指す人 |
| ライフシフトラボ | なし(転職コース成功率90%) | 40〜50代が中心 | 4ヶ月 | 657,800円+入会金50,000円 | 40代以降でキャリアを立て直す人 |
| ササエル | なし(求人紹介機能もなし) | 制限なし | 14回/15回のレッスン | 19,800円〜98,000円 | まず少額でインフラ職を試す人 |
比較表を見るときの注意点
- 保証・給付金の適用可否には個人差があり、表の金額は目安として扱う
- 年齢条件はコース単位で異なるため、必ず該当コース名で確認する
- キャンペーンで料金が変わることがあるため、最新額は無料相談で確かめる
自分の年齢と目的で候補が絞りきれない場合は、ブログ内のプログラミングスクール診断で条件を入力すると、給付金適用後の実質負担額まで含めて候補を確認できます。
転職保証があるプログラミングスクール2校
返金にあたる保証制度をはっきり公表しているスクールは、実はそれほど多くありません。
ここでは、条件と対象範囲を公式に明記している2校を取り上げます。
返金保証を公表しているプログラミングスクール
- 年齢・経歴を問わず全額返金の対象になるディープロ
- 20代の自社開発企業への転職に照準を絞ったポテパンキャンプ
ディープロ|年齢・経歴を問わない品質保証制度
(出典:ディープロ)
ディープロは、公式サイトのトップに「挑戦に年齢は関係ない!」と掲げている未経験者向けのオンラインスクールです。
品質保証制度は4ヶ月短期集中コースと機械学習エンジニアコースが対象で、就職サポートのもとで転職活動をしても内定が出なかった場合に受講料が全額返金されます。
この制度に年齢の上限が設けられていない点が、他のスクールとの決定的な違いです。
公式サイトでは30代以上の受講生でも約9割がエンジニア就職を決めていると公表されています。
ディープロを選ぶ理由
- 品質保証制度に年齢・経歴の条件がなく、30代・40代でも対象になる
- 働きながら通える6ヶ月コースは398,000円で、給付金適用後は実質119,400円が目安
- 卒業時に実務経験1年相当のスキル到達を目指すカリキュラム設計
一方で、カリキュラムの難易度が高く挫折しやすいという声も聞こえてきました。
ただし裏を返せば、卒業できれば実務レベルに近い状態で選考に臨めるということでもあり、保証制度と組み合わせれば挑戦しやすい環境が整っています。
年齢を理由に転職を諦めかけている方は、まず条件だけでも確認してみてください。
より詳しい料金・カリキュラムの内容はディープロの評判・口コミでまとめています。
ポテパンキャンプ|20代の自社開発企業への転職に強い返金保証
(出典:ポテパンキャンプ)
ポテパンキャンプは、Ruby on Rails特化のカリキュラムで自社開発企業への転職実績を積み上げてきたスクールです。
Railsキャリアコースには全額返金保証が用意されていますが、適用は20代かつ東京エリアでの就職を目指す人に限られます。
29歳以下であれば、受講料が完全無料で3ヶ月の学習と転職サポートを受けられるU29コースという選択肢もあります。
ポテパンキャンプを選ぶ理由
- 毎日10時〜23時という質問対応の時間帯の広さ
- 提携している自社開発企業の多さと、公開されている卒業生インタビューの豊富さ
- 29歳以下なら無料のU29コースで、費用ゼロから転職を目指せる
30代以上だと返金保証が使えない点は、正直に言ってデメリットです。
ただしRailsキャリアコース自体は年齢を問わず受講でき、リスキリング支援制度が適用されれば実質160,000円まで負担が下がるため、保証なしでも費用面の安全網は残ります。
受講生の口コミや料金の詳細はポテパンキャンプの評判・口コミにまとめています。
転職支援が手厚いプログラミングスクール4校
返金保証はなくても、就職率や求人数で結果を出しているスクールは数多くあります。
ここでは、保証の代わりに実績とサポート体制で選ぶ価値がある4校を紹介します。
保証はなくても転職支援に強いプログラミングスクール
- キャッシュバック制度で実質負担を抑えられるウズウズカレッジ
- 学習量とポートフォリオで勝負するRUNTEQ
- 技術力で評価されることを狙うフィヨルドブートキャンプ
- 職種を選んで学べるインターネット・アカデミー
ウズウズカレッジ|キャッシュバックで実質負担を抑えられる
(出典:ウズウズカレッジ)
ウズウズカレッジは、資格取得と転職支援をセットにした未経験者向けのITスクールです。
返金保証はありませんが、経済産業省のリスキリング支援事業とスクール独自の制度を合わせると、受講料が最大100%還元される設計になっています。
公式サイトでは就職内定率97%以上、未経験からITエンジニアへの総転職サポート数2,500名以上という数字が公開されています。
ウズウズカレッジのキャッシュバックの内訳
- コース修了時に受講料の50%(経済産業省・上限40万円)
- ウズウズカレッジ経由の求人で転職成功時に30%(スクール独自)
- 転職後1年間の就業継続時に20%(経済産業省・上限16万円)
返金保証と違うのは、お金が戻る条件が「転職できなかったとき」ではなく「転職できたとき」だという点です。
成功したときに負担が消えていく設計なので、内定が出ない不安への保険にはならない代わりに、うまくいったときの費用対効果は保証つきスクールより高くなります。
制度の条件や口コミはウズウズカレッジの評判で詳しく整理しています。
RUNTEQ|学習量とポートフォリオで内定を取りにいく
(出典:RUNTEQ)
RUNTEQは約1,000時間という学習量で知られる、Web系エンジニア就職に特化したスクールです。
公式サイトに返金保証の記載はありませんが、Web企業就職率94%という実績と、期間制限のない就職サポートで結果を出しています。
Web開発スタンダードコースは専門実践教育訓練給付制度の対象で、条件を満たせば最大80%が給付され、実質131,400円程度から受講できます。
RUNTEQを選ぶ理由
- 期間制限のない就職サポートで、長期戦になっても打ち切られない
- 24時間対応のAI講師と、ポートフォリオの完成度への高い評価
- 給付金適用で実質131,400円〜と、学習量あたりの費用対効果が高い
注意したいのは、転職サポートの対象が35歳未満に限られる点です。
ただし年齢の条件は保証ではなくサポートの範囲に関するもので、学習自体は年齢を問わず受けられるため、35歳以上の方は同じ給付金対象コースを持つ他校と比べてみるのが現実的です。
実際の内定率の中身についてはRUNTEQの転職実績で数字を追いかけています。
フィヨルドブートキャンプ|技術力そのもので評価される道
フィヨルドブートキャンプは、月額32,780円のサブスク型で自分のペースに学習を合わせられるスクールです。
「魚を与えるのではなく釣り方を教える」という方針を公式に掲げていて、卒業生の就職先にはGMOペパボ・pixiv・SmartHR・Money Forwardといった企業名が並びます。
就職支援は無料で、提携企業からの紹介料でまかなう収益モデルのため受講生に追加費用は発生しません。
フィヨルドブートキャンプを選ぶ理由
- 年齢制限がなく、卒業までの期間も自分で決められる
- チーム開発・OSS参加・自作サービスのリリースまで課題に含む実践重視の内容
- 給付金対象のRailsエンジニアコースなら実質157,344円が目安
課題の難易度が高く、答えを教えてもらえないことに戸惑う人も少なくありません。
ただ、この自走力を求める姿勢こそが卒業生の技術評価につながっていて、保証がなくても就職先の質で結果が出ている理由でもあります。
卒業率や学習の実態はフィヨルドブートキャンプの評判で確認できます。
インターネット・アカデミー|職種を選んで学べる給付金対象コース
(出典:インターネット・アカデミー)
インターネット・アカデミーは1995年開校の老舗で、Web技術の国際標準化団体W3Cに日本の民間教育機関として初めて加盟したスクールです。
ITエンジニア・インフラエンジニア・UI/UXデザイナーなど職種別のコースが13講座あり、条件を満たせば専門実践教育訓練給付金で受講料の最大80%・上限64万円が支給される可能性があります。
受講生・卒業生向けの求人を常時600社以上提供している点も、保証のないスクールとしては強い材料です。
インターネット・アカデミーを選ぶ理由
- 年齢制限がなく、目指す職種に合わせてコースを選べる
- 常時600社以上の求人紹介と、専任スタッフによる個別キャリア面談
- ライブ授業・マンツーマン授業・オンデマンド授業を組み合わせられる
受講料が100万円近くと高額な点は、正直にネックです。
ただし給付金の条件を満たせば自己負担は356,545円まで下がるため、職種を絞って本気で転職したい方にとっては現実的な選択肢になります。
口コミの実態や講座の中身はインターネット・アカデミーの評判で詳しく扱っています。
目的別に選べるプログラミングスクール3校
目指す職種や年代がはっきりしている方には、Web系の転職保証つきスクールとは別の選択肢が向いています。
ここでは、AI職・ミドル層・低予算という3つの目的に対応する3校を取り上げます。
目的から逆算して選ぶプログラミングスクール
- AI・データ職を狙うならキカガク
- 40代以降のキャリア立て直しならライフシフトラボ
- 少額でインフラ職を試すならササエル
キカガク|AI・データ分析職への転職を狙う
キカガクは、AI・データサイエンスに特化した社会人向けのスクールです。
返金保証はありませんが、長期コースが専門実践教育訓練給付金の対象で、条件を満たせば最大80%の還付を受けられます。
生成AIビジネス実践コースは264,000円で、給付金が適用されれば実質52,800円が目安でした。
有料職業紹介事業の許可を持っているため、学習後のキャリア相談もスクール内で完結します。
キカガクを選ぶ理由
- 年齢制限がなく、全コンテンツを期間無制限で見放題
- 2ヶ月の短期コースから8ヶ月の長期コースまで学習量を選べる
- Web系エンジニア以外の、AI・データ活用職という進路を狙える
Web系の自社開発企業を目指す方には、Rails特化のスクールのほうが近道になります。
逆に言えば、事業会社でデータやAIを扱う職種に移りたい方にとっては、Web系スクールでは代替しにくい選択肢です。
給付金の条件やコースの中身はキカガクの評判で整理しています。
ライフシフトラボ|40代以降のキャリアを立て直す
ライフシフトラボは、40代・50代のミドルシニア層に照準を合わせたキャリアスクールです。
転職コースは4ヶ月で657,800円(入会金50,000円は別途)、公式には転職成功率90%・平均年収アップ96万円という数字が公表されています。
人材紹介の手数料モデルではなくスクール型で運営しているため、企業側ではなく受講生側に立った助言を得られる設計です。
ライフシフトラボを選ぶ理由
- 同世代のトレーナーが伴走するため、年齢を負い目に感じずに相談できる
- 応募書類の作成や応募代行まで含み、働きながらの転職活動の負担が軽い
- 未経験のエンジニア職に限定せず、これまでの職歴を活かす進路も検討できる
経済産業省のリスキリング支援事業の対象でしたが、申込多数のため2026年1月から新規受付が一時休止しており、再開時期は未定です。
適用の可否は変動するため、費用を試算する際は無料相談の場で最新の状況を確認してみてください。
実際の転職先や年収の動きはライフシフトラボの転職実績で扱っています。
ササエル|19,800円からインフラ職の適性を試す
ササエルは、Windows Server特化のレンタルサーバーを長年運営してきた企業が手がける、インフラエンジニア向けのオンラインスクールです。
初級コースが19,800円と、転職保証つきスクールの数十分の一の価格で始められる点が最大の特徴です。
その代わり、求人紹介や転職エージェントにあたる機能は用意されていません。
修了証は発行されるため、転職活動時のスキル証明として使うかたちになります。
ササエルを選ぶ理由
- 数十万円を払う前に、インフラ分野が自分に合うか少額で試せる
- 中級コースではVPSを1人1台無料で使え、実機に近い環境で操作を学べる
- クラウド・ネットワーク・セキュリティなど独学しにくい領域を体系的に扱う
転職サポートがない以上、ここだけで内定まで到達するのは難しいのが実情です。
ただ「高額なスクールに申し込んだあとで向いていないと気づく」という最悪の失敗を数万円で回避できると考えれば、最初の一歩としては合理的な使い方ができます。
いきなり保証つきの高額コースに飛び込むのが怖い方には、ちょうどよい試し方だと感じています。
プログラミングスクールの転職保証を活かす3つの選び方
ここまでの9校を踏まえて、後悔しないための判断軸を整理します。
返金の有無だけを見比べるのではなく、自分にとって使える安全網はどれかという順番で考えてみてください。
転職保証を活かすための判断軸
- 保証の対象年齢とコース名を、契約前に文言で確かめる
- 給付金・キャッシュバックで実質負担をどこまで下げられるか計算する
- 紹介求人の数と内訳を聞き、内定後の納得感まで確認する
【選び方1】保証の対象年齢とコース名を文言で確かめる
転職保証を目当てに申し込むなら、最初に確認すべきは自分がその制度の対象かどうかです。
公式サイトのトップページに大きく書かれた文言と、実際の規約で定められた条件は一致しないことがあります。
「保証があるスクール」ではなく「自分が保証の対象になるコース」という単位で調べるのが、遠回りに見えて一番速い進め方です。
カウンセリングで確認する文言
- 保証の対象コース名と、自分が申し込む予定のコースが一致しているか
- 年齢の基準日は受講開始時点か、転職活動開始時点か
- 就職先のエリアに条件があるか(東京限定などの縛り)
- 返金申請の期限と、必要な手続きの流れ
この4点を聞いておけば、契約後に「対象外でした」と言われる事態はほぼ防げます。
質問に対して曖昧な返答しか返ってこない場合は、書面での回答を求めるか、候補から外す判断も持っておいてください。
【選び方2】給付金で実質負担をどこまで下げられるか計算する
保証の対象外になったとしても、費用のリスクを下げる方法はもう1つあります。
専門実践教育訓練給付金や、経済産業省のリスキリング支援制度を使う道です。
給付金は「転職できなかったときに戻る」保証と違い、条件を満たせば受講の時点で負担が確定的に下がるという点で、より確実な安全網になります。
| 制度 | 給付の割合・上限 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 専門実践教育訓練給付金 | 最大80%(年間上限56万円程度) | 雇用保険の加入期間や、受講前のキャリアコンサルティングが必要 |
| 一般教育訓練給付金 | 最大10万円 | 対象講座が限られる |
| リスキリング支援事業 | 最大70%(修了時と就業継続時の2段階) | 登録時点で在職中であることなど、事業ごとの条件 |
制度の詳しい要件は厚生労働省の教育訓練給付制度のページで確認できます。
受給資格は個人の雇用保険の加入状況で変わるため、ハローワークで事前に照会しておくと確実です。

【選び方3】紹介求人の数と内訳を聞いてから決める
最後の判断軸は、卒業後に実際どんな会社に応募できるのかという点です。
保証があってもなくても、ここが弱いスクールでは満足のいく転職にはなりません。
提携企業数だけでなく、自社開発・受託開発・SESの比率と、直近の卒業生が入社した企業名を必ず聞いてください。
求人について確認しておきたい3点
- 提携企業の総数と、そのうち自社開発企業が占める割合
- 直近1年の卒業生が実際に入社した企業の例
- 希望と合わない求人を辞退した場合のサポートの扱い
比較したい候補が3校以上になってしまった方は、30代未経験のプログラミングスクール選びのように年代を軸にした記事も合わせて読むと、絞り込みの基準が定まりやすくなります。
ここまでの3つの軸をメモにして、無料カウンセリングに持ち込んでみてください。
同じ質問を複数のスクールにぶつけると、パンフレットではわからない差がはっきり見えてきます。
プログラミングスクールの転職保証に関する質問
Q:転職保証があれば必ず受講料は返金されますか?
A:いいえ、条件を満たした場合に限られます。
カリキュラムの修了、規定期間の転職活動、週次の活動報告といった要件のどれか1つでも欠けると対象外になります。
契約前に返金規約の原文を読み、判断が分かれそうな部分は書面で回答をもらっておいてください。
Q:30代でもプログラミングスクールの転職保証は使えますか?
A:スクールによります。
保証つきを名乗るスクールの多くは20代限定ですが、ディープロの品質保証制度のように年齢・経歴を問わない制度も存在します。
30代以上の方は、保証の年齢条件と転職サポートの年齢条件を分けて確認するのが確実です。
Q:転職保証と教育訓練給付金は併用できますか?
A:制度としては別物なので、両方の条件を満たせば併用できる場合があります。
ただし給付金を受け取ったあとに返金が発生した場合の扱いはスクールごとに異なります。
併用を前提に費用を試算するなら、カウンセリングで返金額の計算方法まで確認しておいてください。
Q:転職保証がないスクールは避けたほうがいいですか?
A:そんなことはありません。
RUNTEQのWeb企業就職率94%やウズウズカレッジの内定率97%以上のように、保証がなくても実績で結果を出しているスクールは数多くあります。
給付金で実質負担を下げられるか、求人の内訳に納得できるかという2点で判断してみてください。
まとめ
プログラミングスクールの転職保証は、条件を満たせば数十万円のリスクを消せる心強い制度です。
ただし年齢制限や活動報告の要件で対象外になる人も多いため、返金の有無だけで選ばず、給付金・求人数・年齢条件をセットで見比べてください。
この記事の要点
- 転職保証は返金の約束、転職サポートは支援の約束で別物
- 保証つきの多くは20代限定・東京就職などの条件つき
- ディープロの品質保証制度は年齢・経歴を問わない
- 給付金なら条件達成時点で負担が確定的に下がる
- 求人の内訳と年齢条件は契約前に文言で確認する

