「Lovableの料金プランってどれを選べばいいの?」
「Lovableは日本語で使えるのか知りたい!」
Lovableは、作りたいものを言葉で伝えるだけでWebアプリが出てくるツールです。ただ、料金がクレジット制で読みにくく、日本語で使えるのかどうかも情報が割れています。
この記事では、Lovableの料金プランを4つ比べたうえで、日本語対応がどこまで進んでいるのかを場所ごとに整理しました。
先に結論を書くと、公式サイトには日本語版の料金ページがあり、AIへの指示も日本語で通ります。英語のままなのはアプリの操作画面だけでした。
この記事でわかること
- Free・Pro・Business・Enterpriseの月額と含まれるクレジット
- クレジットが3つの場面で減るという仕組み
- 日本語対応の範囲を「サイト・UI・指示・生成物」の4層で整理
- 目的別のプラン選びと、クレジットを節約する使い方
Lovableの料金プランを4つ並べて把握する
Lovableの料金は、無料のFreeから見積もり制のEnterpriseまで4段階に分かれています。
ここでは、それぞれのプランに何が含まれているのかを順に確認します。
Lovableの料金プランの中身
- Freeプランの上限と、できること
- Proプランの月額とクレジットの選び方
- BusinessプランとEnterpriseプランの位置づけ
Freeプランは1日5クレジット・月30まで
Freeプランは月0ドルで、クレジットカードの登録も要りません。思いついたその日に触れます。
もらえるのは1日あたり5クレジット、月の上限は30クレジット。これに加えて、アプリを動かすためのCloudクレジットが月20、公開したアプリの中でAIを試すためのクレジットが4つ付きます。
数字だけ見ると少なそうですが、感触をつかむには十分です。小さな画面を1つ作って動かすくらいなら、数日分のクレジットで届きます。
Freeプランで気をつけること
- 1日分のクレジットは繰り越されず、その日のうちに失効する
- 月30が上限なので、6日ぶんを1日にまとめて使うことはできない
- 作ったプロジェクトはワークスペース内でのみ共有される
いちばん効いてくるのが1つ目です。土日にまとめて作業しようと思っても、平日に貯めておくことができません。
裏を返せば、毎日少しずつ触るのがFreeプランの最適な使い方ということでした。1日5クレジットは、小さな修正を数回まわすにはちょうどいい量です。
もうひとつ知っておきたいのが、無料でも作ったアプリを公開できる点。人に見せられるURLがもらえるので、感触を確かめるだけなら課金しなくても完結します。
Proプランは月25ドルからのクレジット制
本格的に作り始めると、Freeの30クレジットでは足りなくなります。そこで出てくるのがProプランです。
月25ドルからで、既定は月100クレジット。ここで大事なのが、25ドルという表示が下限であって固定額ではないという点です。
(出典:Lovable 公式料金ページ(日本語)/2026年8月時点)
料金ページのプランカードには「月間100クレジット」というドロップダウンが付いていて、ここでクレジット数を増やすと月額も一緒に上がります。必要な量を自分で選ぶ形式なんですよね。
もうひとつ見落とされがちなのが年払いです。月額と年額を切り替えるトグルがあり、年払いにすると2か月分が無料になります。1年使うと決めているなら、こちらのほうが素直です。
ただ、最初から年払いを選ぶのはおすすめしません。AIアプリ開発の分野は入れ替わりが速く、半年後に別のツールへ移りたくなる可能性が十分にあるからです。まずは月額で数か月使って、続けると確信してから切り替えてください。
BusinessプランとEnterpriseプランの位置づけ
Businessプランは月50ドルから。既定のクレジット数はProと同じ月100なので、金額の差は機能の差ということになります。
加わるのは、チームで使うための管理機能です。誰がどれだけクレジットを使ったかを見たり、権限を分けたりできるのがこの層。ひとりで作っているうちは必要になりません。
Enterpriseはプラットフォーム料金と従量制の組み合わせで、個別見積もり。大きな組織がガバナンスごと導入するためのプランです。
| プラン | 月額 | クレジット(既定) | 向く相手 |
|---|---|---|---|
| Free | 0ドル | 1日5・月30まで | まず触ってみたい人 |
| Pro | 25ドル〜 | 月100(増量可) | 1つ作り切りたい人 |
| Business | 50ドル〜 | 月100(増量可) | チームで管理したい組織 |
| Enterprise | 見積もり | 個別設定 | 大規模組織 |
個人開発の範囲なら、判断はFreeかProの二択です。BusinessとEnterpriseは、権限管理が要件になってから考えれば間に合います。
Lovableの料金を左右するクレジットの仕組み
プランの金額より読みにくいのが、クレジットの減り方です。ここを理解しないと、月の途中で残高が尽きます。
ここでは、クレジットが減る場面と、1回あたりの消費量、失効のルールを見ていきます。
Lovableのクレジットの動き方
- クレジットが減る3つの場面
- 1回の指示で減る量の目安
- 使わなかったクレジットの行き先
クレジットは3つの場面で減る
多くの記事は「1メッセージ=1クレジット」と説明しています。でも実際には、指示を出していないときにも減っていくんです。
公式ドキュメントによると、クレジットはBuild(作る)・Cloud(動かす)・AI Gateway(アプリの中のAI)の3つに使われます。しかも残高は共通です。
「作業していないのに減っている」という声が出るのは、たいてい2つ目のCloudです。公開したアプリを動かし続けているかぎり、ホスティングとバックエンドの分は消費されます。
3つ目は、作ったアプリの中にAI機能を組み込んだ場合。利用者が使うたびに減るので、自分の操作とは無関係に残高が動きます。
残高が勝手に減っていると感じたとき
- 公開したままのプロジェクトが何本あるか数える
- アプリ内にAI機能を組み込んでいないか確認する
- 使っていないプロジェクトは公開を止める
整理すると、自分が指示を出して減るのはBuildだけ。残りの2つは、作ったものが世の中で動いている限り減り続けます。「使った分だけ払う」ではなく「持っている分だけ減る」に近い感覚でした。
この構造を知らないと、月末に「今月あまり触っていないのに残高がない」という事態になります。バックエンドの考え方はSupabaseの使い方と共通する部分が多いので、あわせて読むと理解が早いです。
1回の指示で減る量の目安
Buildで減る量は、指示の重さによって変わります。同じ1回でも、簡単な修正と大きな生成では消費量が違います。
公式ドキュメントに載っている例がわかりやすいです。「ボタンを灰色にして」で0.50クレジット、「画像つきのランディングページを作って」で2.00クレジット。4倍の開きがあります。
クレジットが増えやすい指示
- 複数の画面をまたぐ変更(AIが読むファイルが増える)
- ゼロから新しいページを生成する
- 認証やデータベースなど、仕組みごと足す
- 「いい感じにして」のような曖昧な指示(探索が増える)
4つ目は自分でも驚いたところです。曖昧な指示はAIがコードを広く読みに行くので、その分だけ消費が増えます。
逆に、変更したい場所を名指しして「このボタンの色だけ変えて」と伝えると、消費は最小限で済みます。指示の精度がそのまま料金に効くのがクレジット制の特徴でした。
ざっくり見積もると、1画面のシンプルなツールで10〜30クレジット、複数画面とデータベースを持つアプリで50〜150クレジットあたりが目安になります。Freeの月30では前者がやっと、というのが実感に近いです。
使わなかったクレジットの行き先
余ったクレジットが翌月に回るかどうかは、種類によって違います。ここもややこしいところです。
まず無料プランの1日5クレジットは、その日のうちに失効します。繰り越しはありません。使わなかった日の分は、単純に消えていきます。
有料プランの月次クレジットは、発行から2か月後に失効する扱い。年間プランの場合は、年間期間が終わった1か月後までが期限です。
クレジットの期限の違い
- 無料の日次クレジット:当日で失効(繰り越しなし)
- 有料プランの月次クレジット:発行から2か月で失効
- 追加購入したクレジット:購入から12か月
2か月の猶予があるので、忙しい月があっても即座に無駄になるわけではありません。ただ、貯め続けられる仕組みではないので、契約したら使い切るつもりで進めたほうが得です。
プランを下げるときにも注意が要ります。残高の扱いが変わることがあるので、変更前に残っているクレジットは先に使っておいてください。
Lovableの日本語対応はどこまで進んだのか
「Lovableは日本語対応していない」という記述をよく見かけます。ただ、実際に確認すると、場所によって答えが違いました。
ここでは、公式サイト・操作画面・AIへの指示・生成物の4つに分けて、日本語がどこまで通るのかを整理します。
Lovableの日本語対応の内訳
- 公式サイトと料金ページの日本語対応
- アプリの操作画面の言語
- AIへの指示を日本語で書いた場合の挙動
- 生成されるアプリを日本語にする方法
公式サイトと料金ページは日本語で読める
意外と知られていないのですが、Lovableの公式サイトには日本語版があります。料金ページも例外ではありません。
URLの末尾に言語コードを付けた日本語ページが用意されていて、プランの説明も「リアルタイムで共同制作する、スピード感のあるチームのために設計されています」といった日本語で表示されます。
「月間100クレジット」「クレジットカード不要」「無料付与分」といった項目名も日本語です。英語の料金表を読み解く必要はありません。
ここを見落として英語版だけを見ていると、日本語対応していないという印象になってしまいます。契約前の確認は、日本語ページで済ませて大丈夫でした。
ヘルプやドキュメントの一部はまだ英語のままですが、料金・プラン・セキュリティといった判断に直結するページは日本語で読めます。お金を払うかどうかを決めるための情報は、英語を読まずに揃うということです。
アプリの操作画面は英語のまま
一方、実際に開発するときの画面は英語です。ここは2026年8月時点でも変わっていません。
とはいえ、覚えるべき単語はそれほど多くないです。使うボタンは10個もなく、しかも見た目で意味がわかるものがほとんどでした。
最低限おさえる英語表示
- Publish:作ったアプリを公開する
- Preview:ブラウザで動きを確認する
- Edit / Chat:AIに指示を出すモードの切り替え
- Credits:残っているクレジット数
- Settings:プロジェクトの設定
この5つがわかれば、日常の操作で困る場面はほぼありません。英語が苦手だから使えない、というほどの壁ではないと思います。
どうしても不安なら、ブラウザの翻訳機能を使う手もあります。ただ、翻訳で表示が崩れることもあるので、慣れるまでの補助くらいに考えておいてください。
AIへの指示は日本語で問題なく通る
ここがいちばん知りたいところだと思います。結論から言うと、日本語で指示を書いて問題ありません。
「トップページに問い合わせフォームを追加して。名前・メールアドレス・本文の3項目で」と書けば、そのとおりのフォームが出てきます。英語に訳してから投げる必要はありません。
返ってくる説明も日本語です。何をしたのかを日本語で読めるので、英語の説明を読み解く負担もありません。
日本語で指示を出すときのコツ
- 変更したい場所を「トップページの」のように名指しする
- 数と項目を具体的に書く(「3項目で」「一覧は10件ずつ」)
- 色やサイズは「もっと大きく」ではなく数値や色名で指定する
- 1回の指示に複数の要望を詰め込みすぎない
曖昧な日本語はクレジットを余計に使います。翻訳の問題ではなく、指示の粒度の問題なんですよね。
生成されるアプリを日本語にする方法
作ったアプリの画面が英語で出てくることがあります。これは指示を出せば直せます。
いちばん確実なのは、最初のプロンプトに「画面に表示する文言はすべて日本語で」と書いておくこと。あとから直すよりクレジットの消費が少なくて済みます。
途中で気づいた場合も、「画面の文言をすべて日本語に統一して」と伝えれば一括で直せました。ボタン名やエラーメッセージまで含めて置き換わります。
日本語化で残りやすい箇所
- エラーメッセージ(英語のまま残ることがある)
- 日付や通貨の表示形式(初期値が米国式になりやすい)
- フォームの入力例(プレースホルダー)
この3つは公開前に自分で画面を触って確認してください。特に日付と通貨は、そのまま出すと違和感が強く出ます。
日付は「2026/08/19」の形、通貨は「¥1,200」の形と、欲しい表示例を書いて渡すのがいちばん早いです。「日本式にして」だけだと解釈が揺れて、直すのに何回かクレジットを使うことになりました。
公開までの流れはLovableの使い方でまとめているので、実際の手順はそちらを見てみてください。
Lovableの料金プランを目的別に選ぶ
プランの中身がわかったところで、自分がどれを選ぶべきかを決めましょう。判断材料は3つあれば足ります。
ここでは、よくある3つの状況ごとに、選ぶべきプランを整理します。
状況別のLovableのプラン選び
- とりあえず試したい場合
- 1つ作り切りたい場合
- チームで使う場合
とりあえず試したい場合はFreeで足りる
どんなツールなのかを確かめたいだけなら、Freeで十分です。クレジットカードも要らないので、始めるハードルがありません。
1日5クレジットあれば、小さな画面を1つ作って、数回直すところまでは届きます。それを3日も続ければ、自分に合うかどうかは判断できます。
ここで大事なのが、いきなり大きなものを狙わないこと。ECサイトのようなテーマを選ぶと、初日でクレジットを使い切って何も残りません。
Freeで試すのに向く題材
- 1画面で完結するメモ・チェックリスト
- 入力して結果を出すだけの計算ツール
- 自己紹介や作品を並べるだけのページ
3日ほど触ってみて「もっと作りたい」と感じたら、そのときにProへ上げれば間に合います。
逆に、3日触って「思っていたのと違う」と感じたら、そこでやめても失うものはありません。クレジットカードを登録していないので、解約手続きすら必要ないのがFreeの気楽なところです。
1つ作り切りたい場合はPro
公開するところまで持っていきたいなら、Proが現実的です。月30クレジットでは、途中で手が止まります。
目安として、1つのアプリを完成させるまでに数十クレジットは使うと考えておいてください。作り直しや細かい調整を含めると、100クレジットでもぎりぎりの場面があります。
逆に言えば、集中して1か月で作り切るならProの1か月分で足ります。だらだら続けるより、期間を決めたほうが安く済むという構造です。
Proにする前に決めておくこと
- 何を作るのかを1行で書けるまで固める
- 作り切る期限を決める(だらだら続けると月額が積む)
- 公開まで行くのか、手元で動けばよいのかを決める
2つ目が効きます。期限がないと「もう少し直したい」が続いて、気づけば半年分の月額を払っていた、ということになりがちです。
作り切ったあとは、いったん解約して手元に置いておくという選択肢もあります。公開を止めればCloudの消費も止まるので、次に作りたいものができたときに再開すればいいだけでした。
チームで使う場合はBusiness
複数人で同じプロジェクトを触るなら、Businessが視界に入ります。ただ、人数が増えたら自動的に必要になるわけではありません。
判断の分かれ目は、誰がどれだけクレジットを使ったかを管理する必要があるか。少人数で信頼関係があるなら、Proを共有して使うほうが安く収まります。
権限を分けたい、部署ごとに使用量を見たい、といった要件が出てきたときが切り替えどきです。金額が倍になるので、必要になってからで構いません。
Businessが必要になる条件
- メンバーごとにクレジットの上限を決めたい
- 編集できる人と見るだけの人を分けたい
- 会社の経費として使用量を説明する必要がある
3つ目は組織で使うときに必ず出てくる話です。個人の趣味なら、しばらく考えなくて大丈夫でしょう。
なお、人数が増えてもクレジットは共有の残高から引かれます。3人で使えば単純に3倍の速さで減っていくので、プランを上げる前に必要なクレジット数のほうを見直したほうが安く収まる場面もありました。
Lovableの料金で見落とされがちな追加コスト
表示されている月額だけを見ていると、実際の負担とズレます。ここは先に潰しておきましょう。
ここでは、為替・Cloudの従量課金・作り直しという3つの要素を確認します。
Lovableの料金に上乗せされる要素
- ドル建て請求による為替と手数料
- Lovable Cloudの従量課金
- 作り直しで溶けるクレジット
ドル建て請求による為替と手数料
Lovableの請求は米ドル建てです。日本のクレジットカードで払うと、金額はそのまま円になりません。
仮に1ドル150円で計算すると、Proの25ドルは3,750円。ドル建ての固定費は為替が動くだけで円の負担が増えますから、円ベースで予算を組んでいる場合は余裕を見ておいてください。
さらに、国際ブランドのカードで外貨決済すると、カード会社によって1.6〜2.2%程度の海外事務手数料が上乗せされます。
円換算で見ておく要素
- 為替レートは決済日のもので、月ごとに変わる
- 海外事務手数料が1.6〜2.2%程度乗る
- 年払いにすると2か月分が無料になり、為替の変動幅も1回に集約できる
3つ目は地味な利点です。毎月レートに振り回されるのが嫌なら、年払いという選択肢もあります。
Lovable Cloudの従量課金
作ったアプリを公開したまま置いておくと、Cloudのクレジットが減り続けます。ここが「隠れコスト」と呼ばれる部分です。
Freeプランには月20のCloudクレジットが付いていますが、アクセスが増えたり、データが貯まったりすると、この枠を超えてBuild用の残高まで食い始めます。
公開したまま放置しているプロジェクトが複数あると、この消費が積み上がります。使っていないものは止めるか消すかしておきましょう。
Cloudの消費を抑える運用
- 試作で終わったプロジェクトは公開を止める
- 使っていないプロジェクトは削除する
- 画像は圧縮してから置く(通信量が減る)
- 公開前に、どれくらいアクセスされる想定かを見積もる
もうひとつ、画像の扱いにも気をつけてください。高解像度の画像をそのまま置くと、表示されるたびに通信量が増えてCloudのクレジットを削ります。公開前に圧縮しておくだけで、消費のペースがはっきり変わりました。
APIやインフラの費用設計という意味では、AI SaaSのAPIコストの抑え方で書いた考え方がそのまま応用できます。
作り直しで溶けるクレジット
いちばん見落とされるのがこれです。うまくいかなくて何度も指示を出し直すと、そのたびにクレジットが減ります。
特に危ないのが、「思っていたのと違う」を繰り返す状態。1回2クレジットの生成を5回やり直せば、それだけで10クレジット。Freeの月30なら3分の1が消えます。
防ぐには、作る前に完成形を言葉にしておくこと。画面に何を置いて、何ができればよいのかを先に書き出すと、やり直しの回数が目に見えて減ります。
やり直しを減らす準備
- 作るものを1行で書く(誰が何をする画面か)
- 必要な項目を箇条書きにしておく
- 参考にしたい既存サービスの名前を控えておく
準備に10分かけるだけで、消費するクレジットは半分近くまで落ちました。急がば回れという感覚に近いです。
それでも意図と違うものが出てきたときは、直す前に一度立ち止まってください。ゼロから作り直すより、出てきたものの何が違うのかを1文で伝えて直させるほうが消費は少なく済みます。
Lovableの料金を抑える使い方
最後に、同じプランでもっと長く使うための工夫をまとめました。どれも今日から試せます。
ここでは、指示の出し方・作る順番・無料枠の使い方という3つの角度から整理します。
Lovableのクレジットを長持ちさせる工夫
- 指示をまとめて出して回数を減らす
- 大枠を作ってから細部を直す順番
- 無料枠の1日5クレジットを使い切る習慣
指示をまとめて出して回数を減らす
クレジットは指示の回数に強く連動します。だから、小さな直しを1つずつ投げるのはもったいないです。
「ボタンの色を変えて」「文字を大きくして」「余白を広げて」を3回に分けると、それぞれで消費します。1回のメッセージにまとめて書けば、消費は1回分に近づきます。
ただし、詰め込みすぎると別の問題が出てきました。5つも6つも一度に頼むと、AIが解釈を間違えてやり直しになるからです。
まとめ方のちょうどいい単位
- 同じ画面に対する修正は1回にまとめる
- 1回の指示は3項目程度までにする
- 見た目の調整と機能の追加は分けて投げる
3つ目が効きます。性格の違う変更を混ぜると、AIがどちらを優先するか迷って精度が落ちます。
私も最初は思いついた順に1つずつ投げていて、1日分のクレジットを見た目の微調整だけで使い切っていました。メモに溜めてから3つまとめて送るようにしたら、同じ作業量で消費が半分近くまで下がっています。
大枠を作ってから細部を直す順番
作る順番でも消費量は変わります。細部から作り込むと、あとで構造を変えたときに全部やり直しになります。
おすすめは、まず全画面を雑に作って、動く状態にしてから細部を詰めるやり方。土台が固まってからの修正は、影響範囲が狭いのでクレジットも少なくて済みます。
逆に、最初の画面のデザインを完璧に整えてから次に進むと、あとで全体のバランスを変えたくなったときに手戻りが大きくなります。
順番を間違えたときに起きること
- デザインを整えたあとに構造を変えて、全部作り直しになる
- データの持ち方を後から変えて、画面側も直すはめになる
- 完成度の高い1画面だけができて、アプリとして動かない
3つ目は個人開発でよく見る光景です。全体が動いていないと、公開まで届きません。
公開までを見据えた進め方はAIで作ったアプリの公開方法にまとめてあります。
無料枠の1日5クレジットを使い切る習慣
Freeプランで進めるなら、これがいちばん効きます。1日分は繰り越されないので、使わない日は損をしている状態です。
とはいえ、毎日まとまった時間を取るのは難しいですよね。1日10分、1つだけ直すという決め方にすると続きます。
この使い方には副産物もあります。毎日少しずつ触ると、前回の続きを思い出す時間が短くなり、結果として1クレジットあたりの成果が上がりました。
1日5クレジットの割り当て例
- 1〜2クレジット:新しい要素を1つ足す
- 2〜3クレジット:気になっていた見た目を直す
- 残り:動作を確認して、次にやることをメモする
最後のメモが翌日の指示になります。何を頼むかが決まっていると、迷いながら投げる無駄がなくなるからです。
Lovableの料金を他のAIアプリ開発ツールと比べる
同じことができるツールは他にもあります。料金の考え方が違うので、比べておくと納得して選べるはずです。
ここでは、よく比較対象になる2つのツールと、自分でコードを書く場合との違いを見ていきます。
Lovableと他のツールの料金の違い
- Boltとの課金単位の違い
- v0との作れる範囲の違い
- 自分でコードを書く場合との比較
Boltとの課金単位の違い
いちばんよく並べられるのがBoltです。同じく、言葉で指示するとアプリが出てくるタイプのツールになります。
大きく違うのが課金の単位。Lovableがクレジット制なのに対して、Boltはトークン単位で消費します。トークンはやり取りした文字量に比例するため、コードが長くなるほど消費も増えていきました。
どちらが安いかは、作るものによって変わります。小さな修正を何度も繰り返すならLovableのほうが読みやすく、長いコードを一気に生成する場面ではBoltのほうが柔軟という印象でした。
課金単位の違いが効く場面
- Lovable:1回の指示ごとに減るので、回数を数えれば読める
- Bolt:やり取りの文字量で減るので、コードが育つほど増える
- どちらも「やり直し」がいちばんの浪費になる点は同じ
見積もりのしやすさを重視するなら、回数で数えられるLovableのほうが扱いやすいと思います。
v0との作れる範囲の違い
v0はVercelが提供しているツールで、こちらも言葉から画面を作れます。ただ、得意な範囲が違います。
v0が強いのは画面の見た目。Reactのコンポーネントを整った形で出してくれるので、デザインの叩き台を作るには速いです。一方で、データベースや認証まで含めた「動くアプリ一式」はLovableのほうが素直に出てきます。
料金はどちらもクレジットに近い考え方で、無料枠がある点も共通しています。決め手になるのは金額より、画面だけ欲しいのかアプリごと欲しいのかという違いでした。
ツール選びで迷ったときの分岐
- デザインの案出しが目的 → v0
- 動くアプリを公開まで持っていきたい → Lovable
- 既存のコードに組み込みたい → エディタ型のAIツール
3つ目は少し性格が違いますが、途中から自分で書き足したくなる場面では選択肢になります。
自分でコードを書く場合との比較
そもそも、こうしたツールを使わずに自分で書く道もあります。金額だけ見れば、そちらのほうが安く済みます。
エディタ型のAIツールなら月10〜20ドルで、作れるものに上限はありません。Lovableのクレジットのように「作れば作るほど減る」という制約がないのが大きな違いです。
その代わり、環境を整えたり、公開先を用意したりする手間が自分に乗ります。ここを丸ごと引き受けてくれる価値に月25ドルを払うかどうか、という判断になります。
Lovableを選ぶ価値が出る条件
- コードを書いた経験がなく、環境構築でつまずきたくない
- 公開までを1つのサービスの中で終わらせたい
- 作るものが決まっていて、期間を区切って一気に進められる
技術構成をゼロから選ぶ場合の考え方は、個人開発SaaSの技術選定にまとめてあります。
Lovableの料金プランに関するよくある質問
ここでは、Lovableの料金と日本語対応についてよく聞かれる疑問に答えます。
Q:Lovableは無料プランだけでアプリを公開できますか?
A:公開自体はできます。ただし1日5クレジット・月30という上限があり、公開後もCloudのクレジットが減り続けるため、継続的に運用するならProへの切り替えが現実的です。試作を人に見せる程度なら無料枠で足ります。
Q:Lovableの料金プランは日本語のページで確認できますか?
A:できます。公式サイトには日本語版の料金ページが用意されていて、プランの説明も「月間100クレジット」「クレジットカード不要」といった日本語で表示されます。英語の料金表を読み解く必要はありません。
Q:Lovableの操作画面を日本語にする方法はありますか?
A:2026年8月時点で、開発画面のUIを日本語に切り替える設定はありません。ブラウザの翻訳機能を使う手はありますが、表示が崩れることもあります。実際に覚える英語は5つほどなので、慣れてしまうほうが早いです。
Q:Lovableの月25ドルは固定額ですか?
A:固定ではありません。25ドルは月100クレジットのときの金額で、料金ページのドロップダウンでクレジット数を増やすと月額も上がります。年払いを選ぶと2か月分が無料になるので、1年使う前提なら年額のほうが得です。
まとめ
Lovableの料金プランは、Freeの0ドルからProの25ドル、Businessの50ドルという3段階が現実的な選択肢でした。金額の差より、クレジットをどう使うかのほうが実際の負担を左右します。
日本語対応については、「していない」とまとめるのが正確ではありません。公式サイトも料金ページも日本語で読めて、AIへの指示も日本語で通ります。英語なのは操作画面だけです。
Lovableの料金と日本語対応の要点
- Freeは1日5クレジット・月30まで。繰り越しはできない
- Proの25ドルは下限で、クレジットを増やすと月額も上がる
- クレジットはBuild・Cloud・AI Gatewayの3つで減る
- 日本語で困るのは操作画面だけ。指示も生成物も日本語で通る
まず3日ほどFreeで触ってみて、続けたいと思ったらProへ。この順番なら、判断を間違えても失うものはありません。
いま頭にある「作りたいもの」は、1日5クレジットで少しずつ育てられる大きさでしょうか。そこが決まれば、選ぶプランも自然に決まります。

