Bolt.newってどうやって使うの?
プログラミング未経験でもアプリを作りたい!
Bolt.newは、チャット欄に作りたいものを打ち込むだけでWebアプリが完成する、AIによる開発ツールです。
登録の手順や生成後の直し方、料金プランの違いがわからず、最初の一歩でつまずく方が少なくありません。
この記事では、Bolt.newの特徴や料金プラン、実際の使い方を初心者向けに解説します。
この記事でわかること
- Bolt.newの特徴と他のAI開発ツールとの違い
- 無料プランと有料プランの料金・機能の差
- アカウント登録からデプロイまでの5つの手順
- 初心者がつまずきやすいポイントと対策
Bolt.newとは?特徴とできることを解説
Bolt.newがどんなツールなのか、まずは全体像から見ていきましょう。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
Bolt.newの特徴と立ち位置
- Bolt.newを開発した会社と技術背景
- 自然言語だけでアプリが完成する仕組み
- Cursor・GitHub Copilotとの違い
Bolt.newの概要|StackBlitzが手がけるブラウザ完結型AI開発ツール
Bolt.newは、StackBlitzという会社が開発したAI開発ツールです。
StackBlitzは、ブラウザの中でNode.jsをそのまま動かす「WebContainer」という技術を最初に実用化した会社として知られています。
2017年にEric Simons氏とAlbert Pai氏が創業し、このWebContainer技術をベースにBolt.newをリリースしました。
パソコンに開発環境をインストールする必要がなく、ブラウザを開くだけでコーディングからプレビューまで完結するのが最大の強みです。
環境構築でつまずいた経験がある方ほど、この手軽さのありがたみを感じるはずです。
会員登録さえ済ませれば、その日のうちにアプリ作りを始められます。
Bolt.newの主な特徴|自然言語だけでフルスタックアプリを生成
Bolt.newの核心は、日本語の指示だけでフロントエンドからバックエンド、データベースまで一気に生成できる点です。
「ログイン機能付きのメモアプリを作って」のように話しかけると、AIがコードを書き、その場で動くアプリとして表示してくれます。
ゼロから書き始めるだけでなく、既存のデザインやコードを取り込んで開発をスタートすることもできます。
Bolt.newで使えるインポート方法
- Figmaのデザインをそのまま取り込む
- GitHubリポジトリを読み込んで改修する
- Google Stitchのデザインを反映する
- Lovableで作ったプロジェクトを引き継ぐ
ゼロからでも既存資産からでも始められる柔軟さは、初心者にとって選択肢の広さにつながります。
なお、Bolt.newはVibe Coding(バイブコーディング)と呼ばれる、コードを書かずに会話でアプリを組み立てる開発スタイルを代表するツールの一つです。
Vibe CodingそのものについてはVibe Coding入門|やり方とプロンプト11選で詳しく解説しています。
Bolt.newとCursor・GitHub Copilotとの違い
AI開発ツールにはいくつか種類があり、Bolt.newの立ち位置を知っておくと使い分けがしやすくなります。
CursorやGitHub Copilotは、既存のエディタに組み込んで使う「編集支援型」のツールです。
すでにあるコードを補完したり修正したりする場面で力を発揮します。
一方でBolt.newは、真っ白な状態からアプリ全体を生成する「ゼロイチ生成型」のツールです。
エディタのインストールや設定を挟まず、ブラウザだけで完結する点も大きな違いです。

すでにあるコードを直したいならCursorやCopilot、新しいアプリを最速で立ち上げたいならBolt.new、という住み分けで考えると迷いにくくなります。
Bolt.newの料金プラン|無料でどこまで使えるのか
プラン選びで失敗しないために、まずは料金体系を整理しておきましょう。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
Bolt.newの料金プラン全体像
- 無料プランの制限とできること
- 有料プランの料金と追加機能
- 商用利用に関わる注意点
| プラン | 月額料金 | トークン上限 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| Free | $0 | 月100万(日30万) | Boltブランド表示・独自ドメイン不可 |
| Pro | $25〜 | 月1000万(繰越可) | ブランド非表示・独自ドメイン対応 |
| Teams | $30〜/人 | Pro同等(人数分) | 一元請求・チームアクセス管理 |
| Enterprise | 要問合せ | カスタム | 高度セキュリティ・専用サポート |
Freeプランの内容とトークン制限
Bolt.newには、登録すればすぐに使える無料の「Free」プランが用意されています。
Freeプランでは、月間100万トークン、1日あたり30万トークンまでという制限の中でアプリを作れます。
トークンとは、AIが生成する処理量を表す単位で、複雑な指示を出すほど消費量が増えていきます。
1つのアプリを一から作るだけなら、この上限内でも数個のプロジェクトを試せるくらいの余裕はあります。
簡単なアプリを試しに作ってみたり、操作に慣れたりする学習用途には十分な範囲です。
ただし、公開したサイトにBolt.newのブランド表示が入り、独自ドメインも使えないという制約がある点は覚えておいてください。
Proプランの内容と月額料金
本格的にアプリを作り込みたい場合は、有料の「Pro」プランを検討することになります。
Proプランは月額25ドルで、月間トークン上限が1000万トークンまで引き上げられます。
その月に使い切らなかったトークンは翌月へ繰り越せるため、忙しい月と落ち着いた月で消費量に差があっても無駄になりにくい仕組みです。
Proプランで増える主な機能
- 月間トークン上限がFreeの10倍に拡大
- 未使用トークンの翌月繰り越し
- 完成したサイトからBolt.newのブランド表示が消える
年払いにすると最大28%安くなるため、継続利用が決まっているなら年払いを選ぶ方がお得です。
なお、Bolt.newで作ったコードはプランを問わず自分のものになり、商用利用も最初から認められています。
Freeプランで商用利用そのものが禁止されているわけではなく、ブランド表示やカスタムドメインの制約が実務上のネックになる、という理解が正確です。
Teams・Enterpriseプランの違いと商用利用の条件
チームで使う場合や、作ったアプリをビジネスとして展開したい場合は「Teams」以上のプランが必要です。
Teamsプランは1人あたり月額30ドルで、複数人分の請求をまとめて管理できるほか、チーム単位でのアクセス管理機能が加わります。
個人で使う分にはProプランで十分ですが、複数人で1つのプロジェクトを触るならTeamsを選ぶと請求と権限管理がぐっと楽になります。
大規模な組織向けには、セキュリティ機能やサポート体制を強化した「Enterprise」プランも用意されており、料金は個別見積もりです。
プラン選びの注意点
作ったコードの商用利用自体はFreeプランでも認められていますが、Boltのブランド表示や独自ドメイン非対応が実務では大きなネックになります。
クライアントワークや自社サービスとして公開するなら、最低でもProプラン以上を選んでおくと安心です。
Bolt.newの使い方5つの手順
ここからは、実際にBolt.newを動かす手順を順番に見ていきましょう。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
Bolt.newの開発フロー
- 公式サイトでのアカウント登録
- プロンプトによるアプリの生成
- 生成結果の確認と修正
- 外部サービスとの連携
- 公開・デプロイまでの流れ
【手順1】公式サイトでアカウント登録する
Bolt.new公式サイトにアクセスし、画面右上の登録ボタンから会員登録を行います。
メールアドレス、GitHubアカウント、Googleアカウントのいずれかを使えば、1分ほどで登録が完了します。
登録が終わると、チャット欄が中央に大きく表示されたトップ画面に移動します。
この画面がBolt.newでの作業のすべての起点になるので、まずは操作に慣れることから始めてみてください。
【手順2】プロンプトでアプリのアイデアを入力する
チャット欄に、作りたいアプリの内容を日本語でそのまま打ち込みます。
「タスクを追加・完了・削除できるToDoアプリを作って」のように、やりたいことを一文で明確に伝えるのがコツです。
入力して送信すると、AIが数十秒でコードを書き始め、画面右側にファイルが次々と生成されていく様子が確認できます。
完成すると同時に、実際に操作できるプレビュー画面が表示されます。
💬 コラム
私も実際にBolt.newで簡単なToDoアプリを作ってみましたが、プロンプトを送ってから1分もかからずに、ログイン画面付きの動くアプリが出来上がったのには驚きました。
環境構築でつまずいた経験が何度もある身としては、この立ち上がりの速さだけでも試す価値があると感じています。
【手順3】生成結果を確認し、チャットで修正指示を出す
生成が終わったら、プレビュー画面を実際に触って動作を確認します。
確認しておきたいポイント
- ボタンやフォームが想定通りに動くか
- 表示崩れやエラーメッセージが出ていないか
- 追加してほしい機能が欠けていないか
気になる点があれば、同じチャット欄に「ボタンの色を青にして」のように追加で指示を出すだけで修正されます。

この会話のキャッチボールで少しずつ完成度を上げていく感覚が、Bolt.newならではの使い心地です。
【手順4】外部サービスと連携する
アプリにログイン機能やデータ保存機能を持たせたい場合は、外部サービスとの連携を行います。
Bolt.newが連携できる主なサービス
- Supabase(データベース・認証)
- Stripe(決済処理)
- GitHub(バージョン管理)
- Expo(モバイルアプリ配布)
- MCPサーバー(各種外部ツール接続)
チャット画面から「Supabaseと連携してユーザー登録機能を追加して」と伝えるだけで、必要な設定画面へのリンクが提示されます。
外部アカウントの作成さえ済ませておけば、複雑な設定作業を自分でゼロから書く必要はありません。
【手順5】Bolt Cloudで公開・デプロイする
アプリが完成したら、画面上部の公開ボタンから「Bolt Cloud」を通じて世界に公開できます。
特別な設定をしなくても、「bolt.host」という無料のサブドメインがその場で発行されます。
独自ドメインを使いたい場合は、有料プランで接続設定を行うことで対応可能です。
公開後のアプリをどう育てていくかについては、AIで作ったアプリの公開方法|5つの方法を詳しく解説!で他の公開手段と合わせて解説しているので参考にしてください。
Bolt.newを初心者が使いこなすコツと注意点
基本の使い方に慣れてきたら、次はもう一段階うまく使うためのポイントを押さえておきましょう。
ここでは、以下の内容について詳しく解説します。
Bolt.newを使いこなすポイント
- 伝わりやすいプロンプトの書き方
- セキュリティ面で気をつけたいこと
プロンプトは曖昧にせず要件を1つずつ伝える
Bolt.newがうまく動かないと感じるとき、原因の多くは指示の出し方にあります。
「いい感じのアプリを作って」のような曖昧な指示では、AIも解釈に迷い、思った通りの結果になりません。
伝わるプロンプトの書き方
- 画面の構成要素を具体的に挙げる
- 一度に頼む機能を1つか2つに絞る
- 完成後に直したい点を一文ずつ伝える
あれもこれもと一度に詰め込むと、AIが途中で内容を混同し、不要な変更まで加えてしまうことがあります。
小さな指示を積み重ねていくほうが、結果的に早く完成に近づきます。
商用利用の可否とセキュリティ面の注意点
Bolt.newで作ったアプリを公開する前に、必ず確認しておきたい点が2つあります。
1つ目は、すでに触れた通りFreeプランのままだとブランド表示や独自ドメイン非対応が残るという実務上の制約です。
2つ目は、APIキーやパスワードといった機密情報をチャット欄にそのまま貼り付けないことです。
セキュリティ面の注意点
入力した内容はAIの処理に使われるため、決済情報や個人情報を直接プロンプトに書き込むのは避けてください。
外部サービスとの連携は、公式の連携機能を使って安全に設定するのが基本です。
Bolt.newの使い方に関するよくある質問
Q:Bolt.newは無料でどこまでアプリを作れますか?
A:Freeプランでも月間100万トークンの範囲でアプリの作成・動作確認まで行えます。
ただし公開したサイトにBolt.newのブランド表示が入り、独自ドメインも使えないため、本格的に公開するならProプラン以上がおすすめです。
Q:プログラミング未経験でも使えますか?
A:日本語の指示だけでコードが生成されるため、未経験の方でも基本操作は十分にこなせます。
ただし、生成されたコードの中身を理解したい場合は、多少のプログラミング知識があると修正の幅が広がります。
Q:日本語には対応していますか?
A:チャット欄への入力・AIからの応答ともに日本語で問題なくやり取りできます。
画面のメニュー表記は英語のままの部分もありますが、操作に迷うほどではありません。
Q:作ったアプリを仕事で使ってもいいですか?
A:Bolt.newで作ったコードはプランを問わず自分のものになり、商用利用も認められています。
ただしFreeプランはブランド表示や独自ドメイン非対応が残るため、クライアントワークではProプラン以上を選ぶのが現実的です。
まとめ
Bolt.newは、チャットで指示するだけでフルスタックアプリが完成する、初心者にとって心強い開発ツールです。
料金プランごとの制限、5つの手順、プロンプトのコツを押さえておけば、最初の1本を形にするまでの距離はぐっと縮まります。
完璧な指示を最初から出そうとせず、まずは思いついたアイデアをそのまま打ち込んでみることが、上達への一番の近道です。
まずはFreeプランで、簡単なアプリを1つ作ってみることから始めてみませんか。
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