「AWSエンジニアに未経験から転職できるの?」
「AWSの転職におすすめのスクールがどれか知りたい!」
AWSは、クラウドの世界でいちばん求人が多いサービスです。
そのぶん未経験の入口も広く、資格と手を動かした経験がそろえば転職の土俵に乗れます。
ただ、スクール選びを間違えると回り道になります。
AWSの講座と名前が付いていても、動画を見るだけで終わるものと、自分のアカウントで組ませるものでは結果がまるで変わるからです。
この記事の結論
- AWSエンジニアは未経験の求人があり、CLFかSAAがあれば選考の土俵に乗れる
- 資格だけでは決まらないので、自分のアカウントで組んだ構成を職務経歴書に載せる
- 資格と就職支援をまとめて欲しいならウズウズカレッジ、低予算で試すならササエルが合う
どのタイプが合うか迷ったら、プログラミングスクール診断で条件を入れてみてください。年齢・目標・学習時間・予算から、相性のいいスクールと給付金適用後の負担額がわかります。
AWSエンジニアへの転職は未経験から目指せるのか
まずは、AWSエンジニアという仕事の輪郭をはっきりさせておきましょう。
ここでは、担当領域の3分類・未経験の求人が生まれる理由・年収の伸び方を整理します。
AWSエンジニアという仕事の実態
- 担当する領域は大きく3つに分かれる
- 未経験の求人が生まれている理由
- 年収の相場とキャリアの伸ばし方
AWSエンジニアの仕事は3つの領域に分かれる

AWSエンジニアとひとことで言っても、現場での担当はきれいに分かれています。
ひとつめが設計・構築で、EC2やRDS、S3を組み合わせてシステムの土台を作る仕事です。
ふたつめが運用・保守になります。
動いているシステムを監視し、障害が起きたら復旧させる役割で、未経験の入口になりやすいのはこちらでした。
3つめが自動化・SRE領域です。
TerraformやCloudFormationでインフラをコード化し、人手を減らしていく仕事にあたります。
未経験が最初に配属されやすい領域
- 運用・保守(監視、障害一次対応、手順書に沿った作業)
- 構築の補助(設計済みの構成を手順どおりに組む作業)
- ヘルプデスクを兼ねたクラウド移行の支援
いきなり設計を任されることはまずありません。
それでも、運用で全体像をつかんだ人が1〜2年で構築側に移っていくのは、この業界ではよくある動き方です。
AWSエンジニアに未経験の求人がある理由
未経験可のAWS求人が消えないのには、需要と供給のズレという事情があります。
企業がオンプレミスのサーバーをクラウドへ移す動きは続いていて、移行と運用の両方に人手が必要です。
一方で、AWSを実務で触ったことがある人の数は追いついていません。
その結果、企業は「入社後に育てる前提の枠」を作ります。
ここに滑り込めるかどうかが、未経験からのAWS転職の勝負どころでした。
未経験枠を狙うときの注意点
- 最初の配属が夜勤ありの監視業務になるケースがある
- 「AWSが使える現場」と求人票にあっても、実際は既存の手順を回すだけのこともある
- 年齢が上がるほど、育成前提の枠は狭くなる
ここだけ読むと気が重くなりますが、裏を返せば入口の門は確かに開いています。
面接で「どの領域に進みたいか」を言語化できる人は、監視業務からでも早く抜けていきます。
AWSエンジニアの年収とキャリアの伸ばし方
気になる年収の話もしておきましょう。
求人ボックス 給料ナビによると、クラウドエンジニアの平均年収は約530万円、正社員に限ると約595万円です。
同じ調査でITエンジニア全体の平均は約446万円なので、クラウドを扱えることが年収の上乗せになっているのがわかります。
とはいえ、未経験の初年度からこの水準に届くわけではありません。
20代の相場は339万〜445万円あたりで、まずはここからのスタートになります。
| 段階 | 担当する仕事 | 年収の目安 |
|---|---|---|
| 入社〜1年 | 監視・障害一次対応・手順書の作業 | 330万〜400万円 |
| 2〜3年 | 構築の一部を担当・小規模な移行 | 400万〜530万円 |
| 4年以降 | 設計・自動化・コスト最適化 | 530万〜700万円超 |
伸ばし方はシンプルで、「触れるサービスの幅」より「任される責任の広さ」で単価が上がります。
監視から構築、構築から設計へと 担当範囲を広げた人が、結果として年収も上げていきました。
AWSエンジニアの転職に必要なスキルと資格
次は、転職の選考に乗るために何を用意すればいいのかという話です。
ここでは、AWSの前提になる基礎知識・認定資格の順番・資格だけでは足りない部分を扱います。
AWS転職の前にそろえるもの
- AWSより先に押さえるLinuxとネットワークの基礎
- AWS認定資格をどの順番で取るか
- 資格だけでは選考が通らない理由と、その埋め方
AWSの前に押さえるLinuxとネットワークの基礎
意外に思われるかもしれませんが、AWSの勉強をいきなり始めるとつまずきます。
EC2はLinuxサーバーですし、VPCの設定はサブネットやルーティングそのものです。
クラウドは既存のインフラ技術を借り物の機材で組み直したものなので、土台がないと用語がただの暗記になります。
実際、AWSの学習でつまずく人の多くは「セキュリティグループが理解できない」と言います。
これはファイアウォールの考え方を知らないだけで、AWSが難しいわけではありません。
AWSの前に触れておきたい基礎
- Linuxの基本操作(ファイル操作、権限、プロセス、SSH接続)
- ネットワークの基礎(IPアドレス、サブネット、ポート、DNS)
- Webの仕組み(HTTP、Webサーバーとアプリサーバーの役割分担)
ここに時間を使うほど、あとのAWS学習が速くなります。
逆に言えば、この土台込みで教えてくれるスクールを選ぶと遠回りを避けられました。
AWS認定資格はCLFとSAAのどちらから取るか
AWSには12種類の認定資格があり、どこから手を付けるか迷うところです。
AWS認定の体系では、入門がクラウドプラクティショナー(CLF)、アソシエイトの中心がソリューションアーキテクト(SAA)にあたります。
結論から言うと、転職の武器になるのはSAAのほうです。
求人票で名前が挙がるのはSAAで、CLFは「勉強を始めた証明」くらいの位置づけで見られます。
| 資格 | 位置づけ | 学習時間の目安 | 転職での通用度 |
|---|---|---|---|
| CLF(クラウドプラクティショナー) | 入門・用語と全体像 | 30〜50時間 | 学習意欲の証明どまり |
| SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト) | 設計の基礎 | 100〜150時間 | 求人票に名前が載る水準 |
| SOA(システムオペレーション アソシエイト) | 運用の基礎 | 100時間前後 | 運用職を狙うなら有効 |
時間に余裕がない人は、CLFを飛ばしてSAAに直行しても構いません。

AWSの資格だけでは採用されない理由と埋め方

ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。
SAAを取った人から「応募しても書類が通らない」という相談をよく聞きます。
理由ははっきりしていて、採用側は資格ではなく「壊してもいい環境で自分で組んだ経験」を見ているからでした。
試験は選択式なので、正解を選べても手が動くとは限りません。
採用担当はそれを知っているので、面接では「何を作りましたか」と聞いてきます。
資格の弱点を埋める作り方
- 自分のAWSアカウントでVPCから作り、EC2とRDSでWebアプリを1つ動かす
- ロードバランサーを挟んで冗長化し、なぜその構成にしたかを書き残す
- 月いくらかかったかをコスト画面で確認し、削減した工夫まで説明できるようにする
無料利用枠を使えば、月1,000円もかからずにここまで試せます。
この経験があるかないかで、同じSAA保持者でも面接の通り方がまったく違いました。
AWSエンジニアを目指すスクールの選び方
ここからは、スクールを比べるときに見るべき軸を整理します。
料金や知名度より先に確認したい基準を、5つに絞りました。
AWSのスクールを選ぶ5つの基準
- AWSを専門に扱うカリキュラムかどうか
- 自分のアカウントで手を動かす課題があるか
- 転職支援の紹介先がどこか
- 給付金やキャッシュバックが使えるか
- 料金が相場から外れていないか
【基準1】AWSを専門に扱うカリキュラムか
最初に確認したいのが、AWSの扱いがカリキュラムの中心にあるかどうかです。
Web系のスクールにも「AWSにデプロイする」という単元はあります。
ただ、それは作ったアプリを公開する手段としてのAWSであって、インフラを設計する内容とは別物でした。
AWSエンジニアを目指すなら、VPC・IAM・監視・バックアップまで踏み込むカリキュラムかどうかを見てください。
カリキュラムを見るときのチェック項目
- 「AWSデプロイ」だけで終わっていないか
- IAM(権限管理)とVPC(ネットワーク)に単元が割かれているか
- 監視・バックアップ・障害対応など運用側の内容があるか
この3つが入っていれば、実務の会話にはついていけます。
【基準2】自分のアカウントで手を動かす課題があるか
次に見たいのが、演習の形式です。
スクール側が用意した画面をなぞるだけの課題と、自分のAWSアカウントを作らせて構成を組ませる課題では、身につく量が変わります。
面接で話せるのは後者の経験だけだと考えてください。
ササエルのように、仮想専用サーバーを1人1台無料で貸してくれるスクールもあります。
触る対象がクラウドかオンプレかの違いはあっても、自分の手で壊せる環境があるかどうかが分かれ目でした。
説明会で聞いておきたい質問
- 受講中に自分のAWSアカウントを作りますか
- 課題は手順書どおりに進めるものですか、要件から自分で組むものですか
- 作った構成を職務経歴書にどう書けばいいか、相談に乗ってもらえますか
ここをはぐらかされたら、そのスクールは動画教材の販売に近いと判断していいと思います。
【基準3】転職支援の紹介先がどこか
転職支援つきをうたうスクールは多いのですが、中身は横並びではありません。
求人を紹介してくれるのか、書類添削と面接練習だけなのかで、価値がまったく違います。
さらに大事なのが、紹介される企業の顔ぶれでした。
クラウドの現場に配属される保証がないSES企業ばかりだと、AWSを学んだ意味が薄れます。
「直近の卒業生がどんな企業に決まったか」を必ず聞いてください。
スクール経由の求人にこだわらず、転職エージェントと並行して動くのも選択肢のひとつです。
【基準4】給付金やキャッシュバックが使えるか
AWS系のコースは、料金が高めに設定されています。
各社の相場を並べると20万〜80万円という幅があり、支援制度が使えるかどうかで実質負担が数倍変わりました。
制度は大きく2種類あります。
厚生労働省の教育訓練給付金と、経済産業省のリスキリング支援事業によるキャッシュバックです。
ウズウズカレッジは後者の対象事業者で、条件を満たせば受講料の最大70%が戻ってきます。
【基準5】料金が相場から外れていないか
最後は、素朴ですが料金の話です。
AWSを学べるスクールの価格帯は、サブスク型の月数千円から、転職保証つきの100万円超まで広がっています。
高いほど手厚いのは事実ですが、支払える金額と学習に使える時間が釣り合っているかのほうが重要でした。
| 価格帯 | 中身の傾向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 〜10万円 | 動画教材中心・質問対応は限定的 | 独学の補助として使う人 |
| 20万〜50万円 | 資格対策+面談+就職支援 | 未経験から転職を狙う人 |
| 50万円〜 | 実務水準の演習・転職保証 | 給付金前提で手厚さを買う人 |
予算を先に決めてから、その枠に入るスクールだけを比べると迷いが減ります。
AWSエンジニア転職におすすめのスクール7校を比較
ここからは、AWSを学んで転職を目指せる7校を比べます。
資格対応型・低予算型・給付金型・実務特化型・サブスク型・転職保証型・無料型と、性格の違うスクールを並べました。
AWSエンジニアを目指せる7校
- 資格と就職支援がそろうウズウズカレッジ
- 2万円弱で適性を試せるササエル
- 給付金で体系的に学べるインターネット・アカデミー
- AWSを実務水準まで扱うRaiseTech
- 資格対策に特化したサブスク型のCloudTech
- 転職保証つきの侍エンジニア
- 20代なら完全無料のプログラマカレッジ
| スクール | AWSの学べる範囲 | 料金(税込) | 支援内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| ウズウズカレッジ |
AWSコース(ネットワーク・Linux・資格対策込み) | 440,000円(最大70%のキャッシュバックで実質132,000円) | 月4回のオンライン面談・キャリアコンサルタントの就職支援 | 資格と就職支援をまとめて欲しい人 |
| ササエル |
クラウド・ネットワーク・サーバー・セキュリティ・仮想化の基礎 | 初級19,800円/中級98,000円 | 現役インフラエンジニアのメンター・VPS1台無料 | 低予算でクラウドの適性を試したい人 |
| インターネット・アカデミー |
インフラエンジニア転職コース(クラウド含む) | 1,129,040円(給付金で実質489,040円) | 求人600社以上・専任スタッフのキャリア面談 | 給付金を使って体系的に学びたい人 |
| RaiseTech | AWSフルコース(IaC・自動化・監視まで) | 798,000円(学割598,000円) | 質問無制限・サポート期間は半無期限 | 実務水準までやり切りたい人 |
| CloudTech | AWS認定12資格の対策・Terraform・Docker | 資格会員5,480円/90日、永久会員59,800円 | 会員コミュニティでの質問・無料キャリア相談 | 資格取得だけを安く済ませたい人 |
| 侍エンジニア | クラウドエンジニア転職コース(CLF・SAA対策込み) | 24週間778,800円(給付金で実質129,800円〜) | 専属マンツーマン・転職保証 | 保証つきで背中を押されたい人 |
| プログラマカレッジ | クラウドエンジニアコース(サーバー・DB・ネットワーク) | 無料(違約金なし) | 紹介企業4,000社以上・3ヶ月の伴走 | 20代で費用をかけたくない人 |
ウズウズカレッジ|AWSの資格と就職支援がそろうスクール

(出典:ウズウズカレッジ)
ウズウズカレッジは、未経験からのITエンジニア転職に特化したスクールです。
AWSコースは440,000円で、ネットワークとLinuxの基礎から資格対策までがひとつながりになっています。
この記事の基準1で挙げた「土台込みで教えてくれるか」を満たしているのが、他社との違いでした。
動画見放題・質問し放題に加えて、IT専門講師とのオンライン面談が月4回付きます。
経済産業省のリスキリング支援事業の対象事業者なので、条件を満たすと修了時に50%、就業継続で追加20%が戻ります。
最大70%が返れば、実質132,000円という計算になりました。
受講者の評判はウズウズカレッジの評判は?口コミと給付金制度の実態を検証でまとめています。
ササエル|クラウドの適性を2万円弱で試せるスクール

(出典:ササエル)
ササエルは、Windows Server特化のレンタルサーバーを15年以上運営してきたアシストアップ株式会社のスクールです。
初級コースは14レッスンで19,800円と、他校とは桁がひとつ違います。
クラウド・ネットワーク・サーバー・セキュリティ・仮想化を、この価格で体系的に学べるのが強みでした。
中級(98,000円)では仮想専用サーバーが1人1台使えるので、基準2の「手を動かす環境」を満たします。
ただし、求人紹介などの転職支援機能はありません。
そのぶん、適性を確かめてから高額なコースへ進むという使い方に向いています。
詳しくはササエルで未経験からインフラエンジニアになれる?学習法を解説で書きました。
インターネット・アカデミー|給付金でAWSを体系的に学べるスクール

(出典:インターネット・アカデミー)
インターネット・アカデミーは、1995年開校の老舗で、W3Cに加盟している数少ない教育機関です。
インフラエンジニア転職コースは1,129,040円と高額ですが、専門実践教育訓練給付金の対象で最大64万円が支給されます。
自己負担は489,040円まで下がる計算でした。
受講生・卒業生向けの求人を常時600社以上持っている点も、転職前提なら見逃せません。
校舎は新宿の1拠点だけなので、通学したい人は場所を確認しておいてください。
カリキュラムの中身はインターネット・アカデミーの評判で詳しく扱っています。
RaiseTech|AWSを実務水準まで扱うスクール
RaiseTechのAWSフルコースは、この7校のなかでもっとも実務寄りです。
EC2やS3といった基本サービスだけでなく、CloudFormationやTerraformによるコード化、AnsibleやCircleCIでの自動化まで扱います。
現場で「できる人」と呼ばれる領域が、そのままカリキュラムになっている印象でした。
RaiseTechで扱う実務寄りの範囲
- CloudFormation・Terraformによるインフラのコード化
- Ansible・CircleCI・GitHub Actionsを使った自動化
- 運用監視とセキュリティ設計
料金は798,000円(学割598,000円)と高めですが、サポート期間が半無期限で、修了後も質問とレビューを受けられます。
その代わり、完全な未経験がいきなり入ると消化しきれません。
Linuxとネットワークの基礎を先にどこかで固めてから挑むのが現実的です。
CloudTech|AWS資格の対策を安く済ませるスクール
CloudTechは、AWS認定資格の対策に振り切ったサブスク型のサービスです。
320本以上の講義動画と、12種類のAWS認定に対応した3,100問以上の演習問題がそろっています。
資格会員なら90日で5,480円、永久会員でも59,800円という価格は、他校と比べると別次元でした。
CloudTechを選ぶときの注意点
- 求人紹介つきの転職支援はない(無料キャリア相談はある)
- 学習の進行管理は自分で行う前提になっている
- 資格対策が中心で、ポートフォリオ作りは自力になる
裏を返せば、独学の習慣がある人には最もコスパのいい選択肢です。
ササエルで基礎を固めてからCloudTechで資格を取る、といった組み合わせもできます。
侍エンジニア|転職保証つきでAWSを学べるスクール
侍エンジニアのクラウドエンジニア転職コースは、CLFとSAAの取得を組み込んだ転職特化型です。
期間で3つのプランに分かれていて、いちばん選ばれているのは24週間プランでした。
専門実践教育訓練給付金の対象なので、24週間プランなら実質129,800円まで下がるケースもあります。
| プラン | 料金(税込) | 想定する到達点 |
|---|---|---|
| 16週間 | 567,600円 | CLF取得と転職活動の開始 |
| 24週間 | 778,800円 | SAA取得+言語1つの習得 |
| 36週間 | 1,056,000円 | 実務課題まで含めた長期伴走 |
専属マンツーマンレッスンと転職保証が付くので、独学で挫折した経験がある人にこそ向いた設計でした。
転職保証の条件は年齢や学習量で細かく決まっているので、プログラミングスクール転職保証の実態も合わせて確認してみてください。
プログラマカレッジ|20代が無料でクラウドを学べるスクール
プログラマカレッジのクラウドエンジニアコースは、受講料も違約金も0円です。
サーバー・データベース・ネットワークの知識に加えて、ドキュメントの読み方やチーム開発の手法まで扱います。
紹介企業は4,000社以上あり、受講生1人あたり平均3.7社から内定が出ているとのことでした。
無料スクールを選ぶときの注意点
- 運営費は協賛企業からの紹介料なので、紹介先は提携企業に限られる
- 20代向けの就職直結型サービスとして設計されている
- AWSそのものより、インフラ全般の基礎に比重がある
紹介先が限られる点は弱点ですが、費用をかけずに実務の入口へ立てる価値は大きいです。
紹介された企業に納得できなければ断ればいいだけなので、選択肢として持っておいて損はありません。
AWSのスクールが向いていない人・向いている人
ここは、耳が痛いかもしれないところです。
AWSのスクールに向いていない人・向いている人を、それぞれ言い切ります。
AWSのスクールとの相性
- 受講しても結果が出にくい人の特徴
- 投じた費用が回収できる人の特徴
AWSのスクールが向いていない人
向いていない人の特徴
- 週に5時間も学習時間を確保できない
- 黒い画面(ターミナル)に触ること自体に強い抵抗がある
- 資格を取れば自動的に転職できると思っている
- 夜勤や休日対応のある現場は絶対に避けたい
週5時間を切る学習量では、SAAの合格ラインにすら届きません。
この状態で40万円のコースに申し込むと、確実に元が取れないのではっきり止めます。
とはいえ、時間が取れないこと自体は解決できる問題です。
まずは月額数千円のサブスク型で学習の習慣を作り、続けられる目処が立ってから本格的なコースへ進めば無駄がありません。
AWSのスクールが向いている人
向いている人の特徴
- 手順書どおりに動くより、仕組みを理解したい気質がある
- 在職中で、リスキリング支援事業の条件に当てはまる
- 資格の勉強と並行して、自分で環境を組む時間が取れる
とくに在職中の人は制度面で圧倒的に有利です。
リスキリング支援事業のキャッシュバックは在職者が対象なので、辞めてから通うと使えなくなります。
今の仕事を続けながらウズウズカレッジのようなコースを受け、内定が出てから辞めるのが、金銭的にはいちばん賢い進め方でした。
AWSエンジニアの転職費用を給付金とキャッシュバックで下げる方法
ここが、競合記事でいちばん雑に扱われている部分です。
2つの制度の違いと、見落としやすい条件を整理します。
受講料を下げる2つの制度
- 経済産業省のリスキリング支援事業によるキャッシュバック
- 厚生労働省の専門実践教育訓練給付金
- どちらを使う場合も引っかかりやすい条件
リスキリング支援事業のキャッシュバックの仕組み
リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業は、経済産業省が実施している補助制度です。
キャリア相談・講座受講・転職支援を一体で提供する事業者が認定されていて、ウズウズカレッジもそのひとつです。
補助は2段階で戻ってきます。
講座を修了した時点で受講料の50%(上限40万円)、転職して1年間勤め続けた時点で20%(上限16万円)という設計でした。
AWSコースに当てはめた場合
- 受講料440,000円をいったん全額支払う
- 修了時に約50%が戻り、負担は22万円前後まで下がる
- 転職して1年働くとさらに20%が戻り、実質132,000円になる
スクールによっては、独自の上乗せを用意している場合もあります。
専門実践教育訓練給付金との違い
もうひとつが、厚生労働省の教育訓練給付制度です。
こちらは雇用保険から支給されるもので、専門実践教育訓練なら受講料の最大80%・上限64万円が戻ります。
インターネット・アカデミーや侍エンジニアが使っているのは、この制度でした。
| 項目 | リスキリング支援事業 | 専門実践教育訓練給付金 |
|---|---|---|
| 所管 | 経済産業省 | 厚生労働省 |
| 戻る割合 | 最大70%(50%+20%) | 最大80%・上限64万円 |
| 主な条件 | 在職中であること・転職を目指すこと | 雇用保険の加入期間(初回は1年以上が目安) |
| 申請の窓口 | スクール(認定事業者) | ハローワーク |
どちらも自分に適用できるかは個別の条件次第なので、無料相談で試算してもらうのが確実です。
制度を使うときに見落としやすい条件
ここは失敗談が多い部分なので、先に潰しておきましょう。
いちばん多いのが、どちらの制度も原則として後払いだと知らずに申し込むケースです。
受講する月には、受講料の全額をいったん自分で立て替えることになります。
申し込む前に確認したい条件
- 受講月に全額を用意できるか(どちらの制度も原則は後払い)
- 在職中かどうか(リスキリング支援事業は在職者が対象)
- 雇用保険の加入期間が足りているか(教育訓練給付金は初回1年以上が目安)

もうひとつが、リスキリング支援事業の「在職中であること」という条件です。
退職してから学び直そうと考えていた人が、対象外になって落胆する場面をよく見かけます。
制度の全体像はプログラミングスクールの給付金対象者は?条件と実質負担額を検証、ウズウズカレッジ固有の条件はウズウズカレッジの給付金は最大70%?条件と実質負担額を解説にまとめました。
AWSエンジニアに未経験から転職するまでの手順
最後に、申し込みから内定までの流れを3つのステップに落とします。
この順番どおりに進めれば、半年前後で選考の土俵に立てます。
AWS転職までの3つのステップ
- LinuxとネットワークでAWSの土台を作る
- AWS認定資格を1つ取る
- 自分のアカウントで組んだ構成を職務経歴書に載せる
【ステップ1】LinuxとネットワークでAWSの土台を作る
最初の1〜2ヶ月は、AWSではなく足元を固める時間に使います。
Linuxのコマンド操作、IPアドレスとサブネット、DNSとポートの考え方。
ここが入っていれば、AWSの学習速度が体感で倍くらい変わります。
独学でやるなら市販の入門書とVPSで足りますし、ササエルの初級コースのように2万円弱で体系化された教材を買うのも手でした。
この段階でやること
- Linuxサーバーに自分でSSH接続し、Webサーバーを1つ立てる
- サブネットとポートの意味を、図を書いて説明できるようにする
- 学習時間を週に何時間確保できるか、実測して記録する
3つめは地味ですが大事です。
ここで測った実績が、そのままスクール選びの予算判断につながります。
【ステップ2】AWS認定資格を1つ取る
土台ができたら、SAAの学習に入ります。
学習時間の目安は100〜150時間なので、週10時間なら3〜4ヶ月というところでしょうか。
試験は選択式ですが、暗記だけで受かる作りにはなっていません。
この段階で、ウズウズカレッジのように資格対策と面談がセットになったコースを使うと、独学より脱落しにくくなります。
資格を取ったら、その日のうちに履歴書へ書き足してください。
取得月を書けるうちに応募を始めたほうが、鮮度の高い状態で見てもらえます。
【ステップ3】自分のアカウントで組んだ構成を職務経歴書に載せる
ここが最後の、そして差がつくステップです。
自分のAWSアカウントでVPCから作り、EC2とRDSでアプリを1つ動かしてみてください。
「無料利用枠の範囲で、要件を決めて自分で組んだ」という事実が、実務経験の代わりになります。
職務経歴書に書く3つの要素
- どんな要件を想定して、どのサービスを選んだか
- 冗長化・権限管理でどこに気を配ったか
- 月額いくらで運用でき、どこを削ったか

職務経歴書には、使ったサービス名の羅列ではなく「何を解決するために何を選んだか」を書きます。
そこまで用意できたら、スクールの求人紹介と転職エージェントを並行して走らせましょう。
母集団を広げておくほど、監視業務だけの求人を避けられる確率が上がります。
AWSエンジニアの転職とスクールに関する質問
Q:AWSエンジニアは未経験から何ヶ月で転職できますか
A:土台作りに1〜2ヶ月、SAAの学習に3〜4ヶ月、ポートフォリオと応募に1〜2ヶ月で、合計6〜8ヶ月が目安です。働きながらの場合は、この幅の後半に寄ると考えてください。
Q:AWSのスクールは無料と有料のどちらを選ぶべきですか
A:20代で費用をかけたくないなら無料スクールから検討して構いません。ただし紹介先が協賛企業に限られるので、紹介予定の企業を説明会で必ず確認してください。紹介先の幅を自分で決めたいなら有料が向きます。
Q:AWS認定資格はCLFとSAAのどちらを取ればいいですか
A:転職を目的にするならSAAです。CLFは全体像をつかむのに役立ちますが、求人票で評価されるのはSAAのほうでした。学習時間が確保できるなら、SAAに直行しても問題ありません。
Q:AWSエンジニアの最初の配属は夜勤になりますか
A:監視・運用から入る場合は、シフト勤務になることがあります。ただし全員がそうなるわけではなく、構築案件を持つ企業を選べば避けられます。面接で「入社後1年で担当する業務」を具体的に聞いておくと判断しやすいです。
まとめ
AWSエンジニアは未経験の入口が残っている職種で、LinuxとネットワークからSAA、自分で組んだ構成へと積み上げれば選考の土俵に乗れます。あとは在職中に制度を使えるかで負担額が大きく変わるので、条件の確認だけは早めに済ませてください。
ウズウズカレッジをおすすめする人
ウズウズカレッジがおすすめな人
- 在職中で、キャッシュバックの条件に当てはまる人
- 資格対策と就職支援を1本でつなげたい人
- ネットワークとLinuxの土台から教わりたい人
ササエルをおすすめする人
ササエルがおすすめな人
- いきなり数十万円を払う前に適性を試したい人
- クラウドとサーバーを自分の手で触ってみたい人
- 転職支援より、まず知識の土台が欲しい人
インターネット・アカデミーをおすすめする人
インターネット・アカデミーがおすすめな人
- 雇用保険の加入期間が長く、給付金を使える人
- 求人の紹介先を広く持っておきたい人
- 通学とオンラインを組み合わせて学びたい人

